ライトショアジギングで釣れない時のチェックリスト
「ライトショアジギングを初めてみたけれど、思うように釣果を得られなくて悩んでいる」という人は多いのではないでしょうか?
実際の所、「初めてから1年間、青物が全く釣れなかった」という声も耳にしますし、そいうった方が多くを占めているかと思います。
ここでは、そんな悩めるアングラーの方々に釣れない原因をチェックリスト形式でご紹介。
ライトショアジギングで1匹を釣り上げるヒントとしてご参考頂ければと思います。
実績のないポイント・時期でやっている
ライトショアジギングでターゲットになる“青物は回遊魚”。
ルアーの届く範囲に魚が回遊してこなければ、釣り歴何十年のベテランであろうと釣る事は出来ません。
ライトショアジギングで釣れない人の多くは、実績のない、若しくは少ないポイントでやっているというケースが多いのではないでしょうか。
実績のあるポイント・時期に行こう
その為、ライトショアジギングでは“青物の実績ポイントを探す”ことが最初の1歩となります。
インターネットや地元の釣具店での情報収集、釣り場で出会った他のアングラーに積極的に声をかけるなどして、ポイントのアタリをつけましょう。
沖堤防などは、釣果情報を随時更新しているのでおすすめです。
ボウズはあたりまえという気持ちで何度も挑もう
仮にポイントが良かったとしても、必ず釣れる訳ではありません。
よくYoutubeなどで、ショアからブリが釣れていたり、プロが青物を連発している動画を見ると、自分でも簡単に釣れそうな気がしてきますが、それは“釣れていないシーンをカットした”ものだという事を忘れてはいけません。
釣れている人は、日々の情報収集は勿論の事、青物が回遊してくるまで、何度もポイントに通っているのです。
本当に良い場所かを判断しよう
また、ポイントに到着したら、本当にその場所が良い場所なのか、“青物が釣れる条件”であるかを、自身の目で判断する事も必要です。
青物が釣れるポイント・状況の共通点
・外海に面している
・潮通しが良い
・十分な水深がある
・ベイトフィッシュがいる
・潮目がある
ベイトフィッシュが居ない所でやっている
青物はなぜ、回遊しているのでしょうか?
それは、自分たちの食べる餌(アジやイワシなどのベイトフィッシュ)を探す為です。
つまり、ベイトフィッシュが居ない所に青物が回遊してくる可能性は非常に低いと言えるでしょう。
ベイトフィッシュがいるかを確認する
ライトショアジギングのポイントは、“ベイトフィッシュの情報から逆算して絞り込む”といった方法もあります。
情報でベイトフィッシュの有無を確認する
・釣具チェーン店のブログ等で堤防でのサビキ釣りの釣果を確認する。
・アジやイワシが釣れている堤防の水通しの良いエリア(外海に面している堤防の先端など)に入る。又はその付近の磯に入る。
海を観察しベイトフィッシュの有無を確認する
・目で見える範囲に小魚の群れはいるか
・海面がざわつく様子はあるか
・サビキ釣りの人が、アジやイワシを釣っているか(沢山釣れているか)
潮の変化を意識していない
海面の高さは一定ではなく、月と太陽の引力の関係で周期的に満ち引きを繰り返しています。
これは潮汐(ちょうせき)と呼ばれ、海の生き物の活性を左右する“変化”として重要視されています。
上げ潮
上げ潮により潮位が上がると、遊泳力の低いベイトフィッシュは潮の流れに乗って岸寄りに流されてきます。
それを追って青物のポジションも岸寄りになりますので、上げ潮は抑えておきたい変化の一つと言えるでしょう。
下げ潮
下げ潮により潮位が下がると、今まで岸寄りにいたベイトフィッシュが一斉に沖へと移動していきます。
それを狙い、ブレイク付近で待ち構えていた青物が捕食を始める事があるので、下げ潮も抑えておきたい変化の一つです。
時合いを逃している
一説によると「青物は朝に一日の7割の餌を捕食する」と言われています。
薄暗い明け方~日の出ごろの時間帯(朝マズメ)は大きなチャンスと言え、ライトショアジギングでは必ず抑えておきたい時間帯です。
ですが青物は、日中でも釣れない事はありません。
釣れるかどうかは回遊次第な所もありますので、置き竿で他のターゲットを狙いつつ、ジグをキャストをして回遊待ちをしてみるのも良いでしょう。
マズメも朝マズメ同様に可能性の高い時間帯です。
ですが、完全に日が落ちてあたりが暗くなってくると、なかなか青物が釣れない時間帯に入ります。
夜は、ルアーの視認性が低下するだけでなく、青物の回遊が沖へ移ってしまうことが多いようです。
しかし、夜はシーバス、タチウオ、根魚などを狙った釣りを楽しむことができます。
特に、タチウオは夜になると中層から表層近くまで浮上して活発に餌を探すようになります。
深場にいる場合もありますが、魚種にこだわらず釣りをするなら、夜間でもルアーフィッシングを楽しむことができます。
カウントダウンをしていない
青物に限らず、どんな魚でも狙う「レンジ」を見極めることが一番大切です。
なかなか釣れない人は、まずは“ボトム(底)をしっかり取る”ことを意識してみましょう。
カウントダウンでボトムを知る
ジグは、潮の流れが相当早くない限り一定のスピードで沈下していきます。
着水してからボトムにつくまでの時間を数えておけば、様々なレンジ(層)を狙ってジグ通すことが出来ます。
ボトムにつくまでが10秒なら、9秒で巻き始めれば、ボトムの上ギリギリを、5秒で巻き始めれば中層をといった具合にレンジを刻み、魚の居場所を探ります。
フォール中も気を抜かない
ジグはフォール中もターゲットにアピールしており、フォーリング中にバイトする事も多々ありますので、気を抜いてはいけません。
カウントダウンをし、着底の時間を知っておけば、※竿先に出ないアタリを察知する事も可能です。※10秒で着底するはずが、5秒でラインが止まった=バイトしている。といったように。
着底後はすぐさまアクション
着底後は、すぐさまアクションを入れるように心掛けてみましょう。
着底後の素早いアクションは魚にルアーを見切る隙を与えず、食わせのきっかけとなります。また、根がかりを防ぎやすいと言う点でも有効です。
時間帯で攻め方を変えてみる
青物が着きやすいレンジというのは時間帯で変わる事もあります。釣りをする時間帯で攻め方を変えてみるもの有効な手段です。
朝は表層から
朝一は青物が表層付近にいる事が多い時間帯。水面直下~1メートル程度のシャローレンジを試し、日が昇るにつれ、水面直下から中層までを狙ってみます。
昼はボトムから
昼は青物が深場に落ちがちな時間帯。まずは、ボトムをしっかりととって、徐々にレンジを上に移していきます。
コツを掴んでモノにしよう!
ライトショアジギングでの釣果を左右するのは、「運」……。そんな側面も否定はできませんが、できることなら狙った獲物を釣り上げたいですよね。
ポイントや釣る時間帯の選び方、また、潮の状態や狙うレンジなどに注意しながら、釣りを楽しんでみてください。大物を釣り上げる日も、そう遠くないかもしれません!
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