POINT②:ヒラメのポジション
ヒラメはその体の特性上、あまり泳ぎが達者な魚ではありませんが、自分が食べられる範囲にエサらしきモノが通ると、激しくバイトしてきます。
どの釣りでも共通していることですが、ヒラメがどこにいるのかを想像しながらゲームを組み立てることが重要です。
ヒラメが捕食するレンジを把握しているか?
ヒラメはベイトフィッシュの動きにリンクしています。そのため一日の間でも、捕食する水深が変化する魚です。
『朝は沖で釣れたけど、昼を回ったら全く釣れなくなった』といった時は、ルアーを変えたり、ポイントを変えたりと、泳がせるレンジを変えみましょう。
ヒラメのポジションが沖すぎて届いていないことも
ヒラメはエサを食べる際、岸近くまで追いかけてきます。しかし潮が下がっていたり、日中風が吹かない日などは沖の少し深場へと落ちてしまうのです。
そんなとき、遠浅のサーフではフルキャストしても届かないといったことがあります。遠投しても、反応を得られない時は、時合を待って入りなおすのも手です。
まずは足元からチェック
ヒラメは浅い水深まで上がってくる魚。そのため、アングラーの足首ほどの水深にいることも、時としてあるのです。
いきなりバシャバシャと入水してしまっては、ヒラメに余計なプレッシャーをかけてしまうでしょう。まずは足場から近い位置を攻めてみるということも大事です。
POINT③:ルアーセレクト
釣れない原因として、ルアーセレクトが合っていないということも、もちろん考えられます。釣り場や、ヒラメのポジションによってルアーを上手に選択してみましょう。
ルアーサイズはあっているか?
ヒラメはとても賢く、普段食べているベイトフィッシュのサイズを覚えているという説があります。また、シーバスとは異なり、エサを選んで食べる傾向にあるため、いつも行く釣り場のベイトフィッシュのサイズに合ったルアーを選びましょう。
当日のヒラメの活性に合わせたスピードか?
ベイトフィッシュが泳ぎ回っているスピードと、ルアーの泳ぐスピードを合わせてみましょう。海は潮の満ち引きによって、活性が大きく左右されます。
活性が下がると、早い動きには反応が鈍くなることがあるため、当日のヒラメのスピードに合っているのかを、リーリングスピードを変えながら探っていきましょう。
カラーローテーションはしているか?
ルアーのカラーを変えることで、魚からの反応が変わることもあります。しかし、カラーは釣果を左右する要素としては低く、まずはルアーのアクションの強さや、泳層がマッチしているのかどうかが、優先事項と言えるでしょう。
ヒラメが好む『根』を攻められるルアーか?
水中に存在する石などの根は、ヒラメの好むポイントの一つです。小規模でも根があったりすると、そこに身を潜めている可能性が高いのです。
しかし『根』にタイトについている状況で、それよりも上のレンジを通るルアーを投げてしまえば、ヒラメにルアーの存在を気付いてもらえなくなります。
根がかりが怖い場合は、フローティングミノーなどを使用し、『根に接触したら、リトリーブのスピードを緩める』などの手間を加えましょう。上手に根がかりを回避しながら、タイトに攻めることを意識するのがコツです。