マゴチを釣るワームについて
マゴチは、ルアーフィッシングの人気ターゲットでもあり、さまざまなルアーで狙うことができます。その中でも定番とされているルアーのひとつが、柔らかい樹脂素材でできた『ワーム』です。
基本的に使用するワームは、小魚や甲殻類など、マゴチが捕食しているエサに似せたものを使い、仕掛け(リグ)を組んで使います。
シャッド系ワーム
シャッド系ワームとは、小魚に似せたボディに、水の抵抗を受け激しく揺れるよう成形されたテールを持ったワーム。リトリーブによる水流を受けたテールは左右に振れるように揺れ、ボディに伝わることにより、ワーム全体がロールしながら泳ぐ魚のようなアクションをします。
ボディとテールで水を攪拌するため、アピール力は強めです。
ピンテール系ワーム
ピンテール系ワームとは、小魚に似せたボディに、真っ直ぐな細いテールをもったワームです。リトリーブによる水流をうけるとテール部が小刻みに揺れナチュラルな波動を生み出します。
抵抗を受ける部分の少ない形状は、ロッドワークを入れることにより、左右にスライドするようなダードアクションをさせることができ、ハイアピールなアクションまでこなすことができます。
グラブ系ワーム
グラブ系ワームとは、ボディにカールした薄いテールを持ったワーム。リトリーブによる水流をうけることにより、カールしたテールが魚の尾びれのようになびきます。
製品にもよりますが、タダ巻きによるアピール力は、シャッドテールとピンテールの中間的な強さを持っており、魚のコンディションに合わせやすいワームと言えます。
クロ―系ワーム
クロ―系ワームとは、エビやシャコなどの甲殻類に似た形状をしたワーム。リトリーブやロッドアクションによって水流を受けることにより、爪や足、触覚などに似せたパーツが水を攪拌しながら揺れ動きます。
水の抵抗を受けやすい肉厚なものが多く、力強い水押しによって存在感を示します。エビなどが逃げるようなアクションでリアクションバイトを誘うことができます。
マゴチに効果的とされるカラー
マゴチを狙うことができるワームは、さまざまなメーカーから発売されており、それぞれの製品では豊富なカラーバリエーションがラインナップされています。ワームを選ぶ際に、形状とともに悩んでしまうでしょう。
カラーに対する意見は、釣り人によって異なりますが、その中でも定番とされるカラーと使うシチュエーションというものがありますので、ワーム選びの際に参考にしてみてください。
レッド系は万能!?
レッド系のカラーは、魚からの視認性が良く、潮の色や明るさの強弱を問わず一定のアピール力を発揮することができるカラー。天候や時間などによるフィールドコンディションの変化に強く万能に使えます。オレンジ系も同様安定したアピール力を持っています。
グリーン系はナチュラルに攻める!
青みがかった色彩になることの多い海中では、グリーン系は刺激の少ない見え方になるとされるカラー。マゴチが捕食する小魚の多くが目立たない色であるのと同様に、グリーン系のカラーのワームも小魚などに近いナチュラルなアピールをしてくれます。
クリア系は昼(デイゲーム)で効果的?
クリア系は、晴れた日のデイゲームなど、フィールドの明度が高いコンディションで効果的なカラー。ボディを光が透過する際に、周囲の水とは異なる光の屈折がおき、明るいフィールドにおいて強すぎないアピールをすることができます。
透明に近いものから、レッドやグリーンがかったものなどがあり、潮の色に合わせて選択するようにします。
ホワイト系は夜(ナイトゲーム)で効果的?
ホワイト系のカラーは、ナイトゲームや濁りの強い日、曇りの日のやや深場などローライト下で有効的なカラー。月明かりや外灯などのわずかな光でもボディが反射し、存在を示すことができるとされています。
明るい日中でも効果的なカラーですが、フグ系の魚が多いフィールドでは、かじられてボロボロにされることが多いので注意が必要です。
ピンク・パープル系は謎多きカラー
ピンク系やパープル系の中間的なカラーのワームは、爆発的なアタリカラーになることもあれば、魚が全く興味を示さないことなどもあり、使いどころを定めにくい謎多きカラー。
複数の色の特徴を持っているカラーであるため、定番カラーにスレていると感じる時や、あえて定石を外してみる時などに使ってみても面白いでしょう。
様々な色を使うことが1番!?
フィールドや季節、時間などさまざまな要因によって、アタリカラーは変わってきます。釣行回数を重ね多くの経験を積むことによって、自分が信頼できるカラーパターンを見つけることができます。
始めのうちは、一色にこだわらず多くのカラーを試すことが、アタリカラーを見つける近道でしょう。ワーム交換をすることで、釣りの小さなテクニックを磨くことができ、新たなカラーの可能性を楽しむことができます。
マゴチを釣るワームおすすめ15選!
さまざまなメーカーが発売するワーム。その中から、マゴチを釣るのにおすすめなアイテムを15選ご紹介します。ご予算や信頼のメーカー、挑戦してみたい形状・カラーで選んでみてください。
オールラウンドに使えるソルトワームの大定番。
キレのあるダートアクションが持ち味のピンテール。
回転の良いテールが広範囲にアピールします。
ビッグテールが産む力強いウォブリングが効きます。
その名の通りタダ巻きで最高のパフォーマンスを発揮。
ビッグテールが生み出す波動が魚を惹き寄せます。
パルス(波動)と匂いの二重アピールが可能です。
微かな流れでも動くテールでスローに誘えます。
テールが低活性時にも効く微波動を発生させます。
二本のテールがベイトライクな動きを演出。
スロー巻きでも力強いロールアクションを発生させます。
アルミのフラッシングと匂いを備えた超リアルボディ。
フッキング抜群のツインフックを備えたワインド専用ワーム。
重厚なボディの水押しによって存在感抜群です。
力強い水押しと波動が圧倒的な存在感を生み出します。
マゴチの釣り方・アクション
初心者の方にとっては、マゴチ釣りではどのようなリグを使い、どのようにアクションさせるのが良いのか、わからないことが多いのではないかと思います。ここではワームを使ったマゴチ釣りにおける代表的なリグと、それらを使ったアクションについてご説明します。
ジグヘッドリグ
ジグヘッドとは、フックとシンカーが一体化した針。シンカーには、さまざまな形状のものがあります。使用するワームは、シャッド系やピンテール系、グラブ系など、ほとんどのワームに使うことができ、タダ巻きやリフト&フォールなどのアクションに向いています。
ダウンショットリグ
テキサスリグ
テキサスリグは、中通しのシンカーにラインを通しフックを結束しワームを取り付けた仕掛け。マゴチが上を意識している時に有効なリグであり、根がかり回避能力が高く、海藻の上を通す場合や、ジグヘッドよりも飛距離を出し、巻きで使うシーンに向いています。
▼テキサスリグを紹介している記事です。
ワームを持ってマゴチングに出かけよう!
しなやかな材質によって、誰でも簡単に生命感溢れるアピールが可能なワームは、誰でも簡単に使える頼れるルアーです。シチュエーション毎にカラーや形状を使い分けれるようになれば、より多くの魚と出会うことが出来るようになるはずです。皆様も是非ワームを使ったマゴチングにチャレンジしてみてくださいね。