オーバーグラスの特徴と釣りで使うメリット&デメリット
普段使いのメガネと釣り用の偏光サングラスを使い分けるのが面倒くさい、そう思ったことのあるメガネユーザーは多いでしょう。
そんな方におすすめしたいのが、オーバーグラスと呼ばれるタイプの偏光サングラス。
普段使っているメガネの上から装着するだけで、偏光グラスと同等の機能が得られる優れものです。
そんな偏光オーバーグラスのメリットやデメリットと、おすすめ製品を厳選してご紹介します。
オーバーグラスのメリット
メガネとサングラスを頻繫に付け替えなくてもよい
偏光オーバーグラスを使う最大のメリットは、メガネとサングラスを頻繫に付け替えなくてもよい事。
わざわざ度付きの偏光サングラスを作る手間やコストがかからない点も魅力です。
度数や視界に大きな変化がない
偏光オーバーグラスは、普段使っているメガネの上からかけられるので、度数の変化などがありません。
見慣れた視界が保たれるので、疲れも少なく快適に釣りを続行できます。
オーバーグラスのデメリット
メガネ自体のサイズが大きくなる
偏光オーバーグラスはメガネを丸ごと覆う構造なので、どうしても顔の大きさに対する着用サイズが大きくなります。
とくに小顔な方だと、大きなオーバーグラスは違和感があるかもしれません。
耳や鼻が痛くなりやすい
偏光オーバーグラスを使う=メガネを2つ付けることになり、耳や鼻にかかる負荷も増えます。
普段より耳や鼻が痛くなりやすいので、顔のサイズや形状にあったものを吟味する必要があるでしょう。
釣りに最適な偏光オーバーグラスの選び方
釣りのために偏光オーバーグラスを選ぶ際は、以下の3つが選ぶ時のポイントになります。
メガネを完全に覆えるものを選ぶ
偏光オーバーグラスは、装着しているメガネを完全に覆う必要があります。
メガネに対して小さすぎるオーバーグラスを選んでしまうと、隙間から光が侵入して本来の偏光性能を発揮できません。
レンズ以外の場所から光が入らないよう、メガネのサイズを確認し、余裕を持って上から掛けられるサイズかチェックしましょう。
顔にフィットしてズレないものを選ぶ
メガネを完全に覆うために大きすぎるオーバーグラスを選んでしまうと、ズレやすく釣りもしづらくなります。
これを避けるため、メガネを覆える範囲でできる限り顔にフィットする形状のものを選びましょう。
最も確実なのは、実際に着用して確認する方法です。
偏光性能の高いものを選ぶ
釣りで使う事を踏まえると、偏光サングラスとしての性能も重要。
長期間使う事が考えられるなら、タレックスなどの高性能レンズが搭載されているものがベストでしょう。
高性能レンズは偏光性能に優れているだけでなく、レンズ自体の歪みが少なく目が疲れにくいというメリットもあります。
釣り用の偏光オーバーグラスおすすめ8選
ダイワ TLO028
タレックス社製のレンズを採用し、性能に優れたオーバーグラス。
厳しい品質管理で作られたレンズは歪みが少なく、クリアな視界を提供してくれます。
4種類のレンズカラーを選ぶことができ、曇りから晴天までさまざまな状況に対応可能です。
ガラス並みの透明感を実現したプラスチックレンズ
TLO028に採用されているタレックス製のレンズは、プラスチックでありながらガラスに近い透明感を備えています。
ガラスレンズは重い、割れてしまうのが怖い、そう感じている方におすすめです。
ダイワ DO-8322H
紫外線量によって色の濃さが変わる「調光レンズ」を搭載した偏光オーバーグラス。
どんな天候にもある程度対応してくれるので、最初に買う偏光オーバーグラスとしてもおすすめ。
持ち運びやすいケースも付属しています。
フレームに軽量素材「TR-90」を採用
フレームは、TR-90という軽量ナイロン製。
哺乳瓶などにも使われるほど肌当たりの柔らかい素材なので、耳や鼻が痛くなりにくくなっています。
ジールオプティクス OPA
フレームに多数の隙間(エアインテーク)が設けられ、通気性が高い偏光オーバーグラス。
夏場やマスクをした時も曇りにくくなっています。
タレックス製の高性能偏光レンズを搭載し、性能は申し分ありません。
フィットしやすくズレにくいエラストマー製モダン
耳にかかる部分である「モダン」は、柔軟性があり顔にフィットさせられるエラストマー製。
耳が痛くなりにくく、汗によるズレも防いでくれます。
ジールオプティクス Cross over
オーバーグラスとしてだけでなく、通常の偏光サングラスとしても使用できるモデル。
ノーズパッドを取り外すだけでオーバーグラスへと変化するので、コンタクトとメガネを両方使っているアングラーにおすすめ。
タレックス製のレンズによる透明感や通気性の良さなど、性能も優れています。
豊富なレンズカラーラインナップ
ジールオプティクスの偏光サングラスの魅力はレンズカラーの豊富さ。
クロスオーバーにも全8種類が用意されており、光量や天候、水中の障害物などに合わせて幅広く選択できます。
コールマン メガネの上からかけられる偏光サングラス
コスパがよく、偏光グラスとしての機能も満たしているのがコールマンの偏光オーバーグラス。
約3000円で購入でき、偏光オーバーグラスが初めてのアングラーにもおすすめ。
単体でも偏光サングラスとしても使えるように鼻パッドも付属しています。
紫外線99%カットで安心
安い偏光オーバーグラスには紫外線カット機能が付いていないこともありますが、この製品は紫外線を99%カット。
しっかりと目を守ってくれます。
コールマン 跳ね上げ式偏光サングラス
偏光レンズを自由に上げ下げできる、フリップアップタイプのオーバーグラス。
わざわざオーバーグラスを外す手間が無く、落下させてしまう心配がありません。
暗くなるまで釣りをする時や、偏光レンズを通すと見にくいスマホの画面を見る際に便利。
もちろん、紫外線カット機能も備わっています。
スワンズ オーバーグラス偏光レンズモデル
ゴルフやテニスなどの屋外スポーツで人気の高い国産メーカー、スワンズの偏光オーバーグラス。
ポリカーボネート製のフレームで、軽く耐衝撃性に優れています。
オーバーグラスとしてはフレームが小さめで、一見するとオーバーグラスに見えないデザインも魅力的です。
上からの光もしっかりブロック
スマートな形状のフレームながら、上から差し込む光はしっかり防げる構造
夏場の晴天時など、太陽光が強いときでも快適に釣りを続けられるでしょう。
がまかつ 偏光サングラス(オーバーグラス)GM-1770
大手釣り具メーカーのがまかつから販売されている、釣り用の偏光オーバーグラス。
他の偏光サングラスにはあまりない、幾何学模様のカッコいいフレームが特徴です。
4カーブフレームと呼ばれる、顔の形にしっかりとフィットするフレームが使われています。
偏光オーバーグラスならメガネでも釣りが快適に
偏光オーバーグラスは、メガネと偏光サングラスの掛け替える手間をなくし、メガネ派の人の釣りを快適にしてくれます。
高性能なタレックス製レンズを使用した本格的なものから、3000円程度で購入できるものまで、幅広い価格から選べるのも魅力。
偏光サングラスの使用を諦めていたメガネユーザーは、オーバーグラスの導入を検討する価値がありそうです。