ラパラ・カウントダウンについて
釣具メーカーのラパラ社が発売するミノープラグ「カウントダウン」。世界中で多くのアングラーを魅了し、圧倒的な支持を得ているルアーのひとつでしょう。さまざまな魚種に対応することから、タックルボックスに入れている方も、いらっしゃるのではないでしょうか。
特徴
カウントダウンの特徴は、天然素材のバルサを使用していること。比重が低いことから、ウエイトを乗せてキャストを行う際、少々投げにくいと感じる方もいらっしゃるでしょうが、『優れたスイミングアクション・安定した沈下姿勢』が、最高峰のルアーと絶賛されています。
またラパラのルアーには、重心移動が入っていないため、吸い込むような捕食をする魚に対して、違和感なく食わせることができる特徴もあります。
▼ラパラのルアーを紹介している記事です。
ラパラ・カウントダウンの対象魚
さまざまな魚を狙うことができるカウントダウン。主にどの様な魚種に使われているのでしょうか。代表的な魚をご紹介します。もしご自身のフィッシングスタイルに合うようでしたら、試してみてはいかがでしょうか。
シーバス
ソルトルアーフィッシングの代表魚シーバス。カウントダウンを用いる場合は、ミノーに反応するが追うだけで食ってこないケースや、高活性のシーバスを拾う釣りに適しています。近場のボイル撃ちや、ストラクチャーをピンスポットに撃つスタイルにおすすめです。
トラウト
渓流トラウトアングラーの上級者は、必ずもっていると言っても過言ではないほど使われています。強い流れの中でも、しっかりとアクションをしてくれます。また、管理釣り場でも、フォール中にバイトを誘うことができ、ラインでアタリを取る高いゲーム性を求める方におすすめです。
バス
小魚を捕食するバスにとって、シルエットがマッチすることでも適しています。ストラクチャーにピッタリと着くバスに対しては、タイトにカウントダウンをフォールさせることで、効果的となる場合があり、リーリングではジャークとスローリトリーブを組み合わせることで、泳ぐ小魚を演出します。特にワカサギなどの小魚がベイトとなっているフィールドにおすすめです。
ラパラ・カウントダウンのおすすめ7カラー
カウントダウンにはユニバーサルカラーと、ジャパンスペシャルカラーがラインナップされ、全42色。その中でもおすすめの7色をご紹介します。定番でもありますが、ご自身が信じて投げ続けられる色を選択して、拘りぬいた1匹を釣り上げてみてください。
RH
ジャパンスペシャルのレッドヘッドカラー。CD5・7・9・11のみのラインナップです。
MIW
ジャパンスペシャルのイワシに似せたNEWカラー。CD7・9のみのラインナップです。
B
ユニバーサルカラーのブルーバック。CD3~11までの全バリエーションでラインナップされています。
P
ユニバーサルカラーのピーコックバスに似せたカラー。CD3~11までの全バリエーションでラインナップされています。
RT
ユニバーサルカラーのトラウトに似せたカラー。CD3~11までの全バリエーションでラインナップされています。
JAYU
ジャパンスペシャルの鮎(アユ)に似せたNEWカラー。CD7・9のみのラインナップです。
GC
ジャパンスペシャルのカラーで、コンスタンギーゴ氏が考案したとされているカラー。CD7・9のみのラインナップです。
ラパラ・カウントダウンの人気モデル
カウントダウンにはオリジナルにて、サイズが異なる5つのモデルや、コラボレーションカラー、日本特別仕様など、さまざまなモデルがラインナップされています。ここでは、人気の高いモデルをご紹介します。
CD3
オリジナルの3センチサイズ。潜行深度は0.6~0.9メートルで、エリアトラウトやライトソルトゲームにおすすめのモデルです。
ラパラ カウントダウン CD3
CD7
オリジナルの7センチサイズ。潜行深度は0.9~1.8メートルで、本流トラウトやバス釣りにおすすめのモデルです。
ラパラ カウントダウン CD7
CD9
オリジナルの9センチサイズ。潜行深度は2.1~3.0メートルで、広大な湖沼でのバス釣りやシーバスゲームにおすすめのモデルです。
ラパラ カウントダウン CD9
アバシ
日本特化仕様のカウントダウン。名の通りアバシウッドが使われたことで、飛距離20%アップ。ホログラムが施されたボディーは、圧倒的なサーチ力を発揮し、投げにくいイメージのカウントダウンを変えるモデルでしょう。
ラパラ カウントダウン アバシ
マグナム
数々の世界記録を打ち立てた、ソルトウォーター用シンキングミノーのマグナム。大型で力強いファイトとなる魚にも負けない硬質素材を使用し、キャスティング・トローリング、どちらも楽しむことができるモデルは、ステンレススチールを含め2種類のラインアップです。
ラパラ カウントダウンマグナム
リップレス
リップ部分がないシンキングペンシル仕様のモデル。ミノータイプのリップを削ってチューニングされる方もいらっしゃるほど、釣果が期待できる仕様。ゆらゆらとしたアクションをし、弱った魚を演出します。
ラパラ カウントダウン アバシリップレス
ジョイント
ボディーが2分割され、金具で繋がっているモデル。ジョイント部分が水圧を受けることで、低速ではクネクネと動き、高速ではキビキビとしたアクションが可能。スローリトリーブで水面直下をひくことで、引き波をたてる誘い方もできます。
ラパラ カウントダウンジョイント
ラパラ・カウントダウンの使い方
基本的な使い方は、名の通り着水後に秒数を数え、攻めるレンジまで沈下させリーリングを行います。カウント数を変えることで、幅広いレンジを攻めることができますが、モデルごとに得意とする潜行深度がことなりますので、フィールドに合わせて使い分けましょう。
ただ巻
さまざまなルアーの基本アクションともなるただ巻は、カウントダウンでも有効的なアクションのひとつ。バルサ材ならではの艶めかしい動きを演出します。ロッドの穂先は、水面から50センチ程度離し一定のスピードでリーリングを行います。コツは、1秒間にハンドル1回転を意識して巻き取ります。レンジをキープした場合は、ルアーが近づくにつれ、穂先を水面近くまで下げることで、中層~低底。ロッドを立てることで表層~中層と、調整を行います。
※リーリングスピードはリールのギア比により、異なります。
ジャーク
バルサミノーは浮力が高いために、ジャークに弱いイメージがありますが、カウントダウンはジャークアクションを行っても、しっかりとキレのある動きを演出します。ジャークアクションは、ただ巻をしている位置から、水面に向かって30~50センチほどの移動幅で、素早くロッドを動かします。コツは、ネコパンチのイメージで、手首のスナップを活用し、テンポよく動かしましょう。
※移動幅幅の決まり、明確な定義はありません。
アクションのワンポイント
カウントダウンをご使用されると、気付くかと思いますが、最大のデメリットがあります。それは『立ち上がりの遅さ』。着底後にすぐアクションさせたい場合など、ワンテンポ遅れている感覚があります。改善策は、リーリング開始を少し早めることや、ロッドを煽ることで、素早く安定させることができます。
ラパラ・カウントダウンは愛され続けるルアー
長いルアーフィッシングの歴史の中で、形状を変えずに発売し続けるラパラのルアー。カウントダウンで人生初の1匹を手にした方も多いのではないでしょうか。最新のルアーも良いところが多くありますが、カウントダウンは時代の波にのまれずそのままの姿を維持し、高い釣果をもたらしています。
興味のある方はラパラのカウントダウンを信じて投げ続けてみてはいかがでしょうか。