ネガカリノタテについて
ネガカリノタテはシマノが展開しているクロダイ、キビレの専門ブランド”ブレニアス”のルアー。ブリームフィッシングの鉄板ポイントの一つであるボトム攻略を目的としたアイテムです。
ボトムの釣りでは根掛かりが付きもので、ルアーのロストというリスクを考えると思い切って攻めきれませんでした。ネガカリノタテはフックにシールド状のヘッドが装着されており、ワームとフックを保護することによって、滑るようにボトムを探ることができます。
それぞれのフィールドの水深に合わせて、5から16グラムまで5種類のウエイトが揃う、使うフィールドを選ばないボトムサーチ専用ルアーです。
ネガカリノタテのラインナップ
ネガカリノタテはアピール力の高いラメカラーを含めた、合計8種類のカラーバリエーション。5、7、10、13、16グラムの5種類のウエイトで展開されています。
タテヨコのサイズを変えずにボディに厚みを与えることでウエイトの調整をしているため、魚に違和感を与えにくく、操作感が変わらない点も魅力。ここではそれぞれのウエイトに合わせた使い分けについて詳しく見ていきます。
ネガカリノタテ5g
ネガカリノタテの中では一番軽い5gモデル。浅瀬や河口でのふわふわとしたアクションで誘うのに最適なウエイトとなっており、根掛かりの回避性能ももっとも高いです。潮の流れが強いエリアやディープエリアでは底が取りにくいため使用するフィールドには注意が必要です。
ネガカリノタテ7g
ネガカリノタテの中では軽いウエイトですが、チニングでは人気とされる7gモデル。5gに比べると遠投性能も高く、使用するタックルを選ばずに遠投できる点も魅力。海はもちろん河口などの汽水域まで広く浅いフィールドをしっかりとカバーできます。
ネガカリノタテ10g
チニングでもっとも頻繁に使用されている10gモデル。さまざまなフィールドで活躍する万能ウエイトであるため、はじめてネガカリノタテを購入する方にもおすすめ。ネガカリノタテの最大の特徴であるボトムをしっかりと探れるウエイトになっているため、通常の10gラバージグやジグヘッドと比べるとその根掛かり回避性能の高さを実感できるでしょう。
ネガカリノタテ13g
ディープエリアのボトムを攻略するために追加販売された13gモデル。ライトタックルでの扱いは難しいものの常にボトムを意識した釣りで使用する際にはおすすめ。M以上のタックルで遠投し、手付かずのディープエリアを入念に探ることも可能です。
ネガカリノタテ16g
シリーズ最重量の16gモデル。13g同様ディープエリア攻略用として追加販売されています。通常のモデルに比べて厚みが増した丸いフォルムになっているため、16gというウエイトながら積極的に底を取りながら釣りができます。潮の流れが強いエリアや10g以下のモデルでは探りにくい沖目のポイントなどを探るために最適です。
ネガカリノタテの使い方
ネガカリノタテは初夏から秋シーズンの活性の高いチヌをターゲットにしたルアーであるため、使い方は非常にシンプル。フックにお好みのワームを装着しキャスト、しっかりとボトムを取ったら、ボトムから離れないように意識しながらリトリーブしてくるだけです。
リトリーブスピードはチヌの活性やフィールドに合わせて、さまざまな速度を使い分けましょう。チヌがルアーを追いかけてきてヒットする確率が非常に高いルアーであるため、アタリがなくても巻き続けることが釣果アップのポイントです。
ネガカリノタテの自作
ネガカリノタテはナス型錘を加工し自作することも可能です。手間がかかり、機能も既製品には敵いませんが、コストパフォーマンスの高さを求めている方にはおすすめです。必要な材料はすべて釣り具店で販売されているため、興味がある方はぜひ自作にチャレンジしてください。自分で作ったルアーで釣り上げたチヌは格別の嬉しさですよ。
自作の材料・手順
自作に必要な材料は好みのウエイトのなす型錘、カン付きチヌ針、スプリットリング、シリコンチューブ、スカート。
1.ナス型錘を金槌で叩き、カーブを描いたような形に成形。
2.成形したナス型錘のアイ部分にシリコンチューブをつける。
3.スプリットリングにチヌ針を通し、ナス型錘のアイに通す。
完成後はしっかりと泳ぐか実際にフィールドでテストしてみることをおすすめします。
ネガカリノタテでボトムのチヌをゲットしよう!
ネガカリノタテは根掛かりのリスクで躊躇いがちなチニングのボトムサーチに最適のルアー。10グラムを超えるディープエリア用のモデルから、ウエイトの軽い5gモデルまで幅広いタックルで扱える点も魅力です。使用方法も非常にシンプルであるためボトムサーチに不慣れな方でも簡単に扱うことができます。
これまで根掛かりを恐れてボトムをなかなか攻めれなかった方はぜひこの機会にネガカリノタテを使ってみてくださいね!