ザリガニについて知ろう
小川や田んぼ、公園などの池でみられるザリガニ。皆さんも一度はザリガニ釣りを経験されたことはあるのではないでしょうか?
しかし、いざ気合いを入れて釣りに行っても、全くザリガニの姿が見えず釣れなかった……。 なんて経験ありませんか。簡単に思われるザリガニ釣りでもしっかり知識を持っていないと釣れるものも釣れません。今回はザリガニの生態やベストシーズン、時間帯について解説していきます。
ニホンザリガニとアメリカザリガニ
■ニホンザリガニ
■アメリカザリガニ
ザリガニといえば今では赤い甲殻を持った「アメリカザリガニ」を連想します。もともと日本に生息している「ニホンザリガニ」は今では水質悪化などの影響で少なくなってしまい、目にしたことがある方はほとんどいないでしょう。
この2種類を見分けるときは、ハサミや額に棘があるのがアメリカザリガニ、無いものがニホンザリガニと見分けてみてください。
アメリカザリガニの生態
最大で5年ほど生きるとされているアメリカザリガニ。水の流れが穏やかな泥底を好むので、田んぼや用水路、池などに多く生息しています。食性は雑食で魚や動物、水草などを食べて生活しています。
また、一般的には赤い甲殻をしていますが、まれに青や白といった個体も見られることがあります。
冬眠はいつから?ザリガニ釣りの時期

アメリカザリガニは5~30度の水温に適応できるといわれています。しかし、寒くなると冬眠を始めてしまうため、ザリガニ釣りをする際には適した時期を知っておく必要があります。
春
アメリカザリガニは水温が10度を超える、3月下旬から4月にかけて行動を開始します。ちょうど桜が咲いてお花見の時期を迎えるときが活動を開始する時期となりますので、水面を除いてザリガニを探してみると見つけられるかもしれません。
夏から秋
水温が上昇する夏から秋にかけてアメリカザリガニは活発に行動するようになり、ザリガニ釣りには最適な時期となります。
ただし、あまりにも水温が上がった場合は酸欠になってしまうので、陸に穴を掘って休むこともあります。そのため休むための穴を掘ることが出来る泥底の田んぼの用水路や池をメインに生活するようになります。
冬
人間も肌寒くなる晩秋11月頃になると、ザリガニは穴を掘って冬眠の準備を始めます。水温が15度ほどになってくると行動が鈍くなり、釣るのが難しくなってきます。ザリガニは冬は全く行動せず、釣れませんので注意しましょう。
ザリガニ釣りに適した時間帯
ザリガニ釣りは行動が活発な時間に行うのが釣るためのコツ。ザリガニ釣りに適した時間は何時くらいなのでしょうか? ここではザリガニ釣りに適した時間帯についてご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
ズバリ!朝か夕方が狙い目
基本的に夜行性であるザリガニは、朝夕の時間帯が釣るのに適しています。日中は物陰に隠れて休んでいることが多く、餌を食べることもあまりしないので釣るのは難しいです。ザリガニ釣りをするのは朝夕の時間帯がベストと覚えておきましょう。
ザリガニ釣りに必要な道具とコツとは
ザリガニは落ちている木の枝にタコ糸を結び付けて餌を付ければ釣ることが出来ます。一般的な釣り糸だと、ザリガニのハサミで切られてしまうことがありますので注意してください。
餌はスルメイカが最適ですが、時には輪ゴムでも釣れてしまいます。詳しいザリガニ釣りの方法は、下記に紹介している記事リンクを参考にしてみてください。
餌をクリップに付けるだけの簡単セット竿
▼ザリガニ釣りの仕掛けやコツを詳しく解説してます。
ザリガニは大人も子供も楽しめる!
釣り針を使わないザリガニ釣りは小さな子供さんでも安全に楽しめます。やってみると意外な難しさもあり、子供だけでなく大人も夢中になってしまうことでしょう。今回ご紹介したザリガニが釣りやすい時期と時間帯を覚えて、ぜひザリガニ釣りにチャレンジしてみてください。