マールアミーゴ(マールアミーゴⅡ)について
「マールアミーゴⅡ」は、釣具メーカのヤマリアが製造・販売するソルトウォーター向けバイブレーション。名作バイブレーションの呼び声高い「マールアミーゴ」の設計を見直し、実釣能力をより高めたモデルになります。
ソリッドボディによる高比重化とヘッド形状の見直により、高速リトリーブでも浮き上がることなくボトムをトレースすることが可能になり、旧モデルよりも大幅な引き抵抗の低減を実現。シーバスのデイゲームで有効なボトムの高速リトーリーブにおいて、他のバイブレーションでは難しかった足元までをしっかりと攻めることができるようになりました。
初代マールアミーゴとの違い
高比重ソリッドボディーとプレス金属性のアイの採用により、旧モデルに比べ遠投性、衝撃耐久性能が大幅にアップ。テトラポッドや護岸などにぶつけてしまった際の損傷を低減しています。
また、ヘッドの形状は流線的な形状に変更され、引き抵抗が約4割も低減。アクションはタイトでハイピッチなものになり、逃げ惑うベイトにより近い波動を発するようになっています。
マールアミーゴ(マールアミーゴⅡ)のラインナップ
マールアミーゴⅡでは、全長65ミリと全長80ミリの2種類のボディサイズがラインナップされています。重量は65ミリのタイプが約15グラム、80ミリのタイプが約23グラムとなっており、様々なフィールドや魚の活性などに合わせて使い分けることができるようになっています。
カラーバリエーションは全部で12種類。ホロやグロー、ケイムラなどを採用した定番カラーが揃っており、あらゆるシチュエーションに幅広く対応したカラーチョイスが可能。デザイン性のにも優れたカラーリングとなっており、使う楽しさを十分に味わうこができます。
マールアミーゴⅡ 65
全長65ミリ/15グラムのタイプは、沈下スピードが約1.2秒/mとなっています。ルアーの大きさがネガティブな要素になりやすいハイプレッシャーなフィールドや、比較的シャローなエリア、小型の多い季節などの使用に向いています。引き抵抗もより低いため、長時間の使用でも疲労がたまりにくく集中力を長く維持できます。
ハイプレッシャー下でも魚が口を使いやすいショートサイズモデル。
マールアミーゴⅡ 80
全長80ミリ/23グラムのタイプも、沈下スピードは65ミリと同じ約1.2秒/mとなっています。65ミリのタイプに比べパワーのあるロッドで扱い易く、広いエリアを探ることが可能です。また、シルエットが大きく、波動も65ミリのタイプよりも強いため遠くのターゲットに存在をアピールすることができ、よりサーチベイトとして高い能力を発揮します。
アピール力と遠投性を兼ね備え、遠くのディープを攻略できます。
マールアミーゴ(マールアミーゴⅡ)の使い方
バイブレーションプラグであるマールアミーゴⅡは、リトリーブによる水流を受けることで、ハイピッチな波動を発生させターゲットにアピールするため、タダ巻きが最も基本的な使い方となります。魚の反応を見ながら、リトリーブスピート変えてみても良いでしょう。
また、シャローレンジから徐々にディープレンジに落していくようにすることで、場を荒らさずに幅広い層を探ることができます。動きが単調にならないよう、リフト&フォールや、高速リトリーブなども織り交ぜながら使用してみるのも有効です。
ただ巻き
フィールドの様子を探るサーチベイトとして最も適したルアーであるバイブレーションは、タダ巻きをするだけで魚の興味をひくアクションをさせることができます。魚の反応や潮の流れの向きなどを把握するためにも、釣り始めの最初の数キャストは、レンジや巻き速度を変えながらの「タダ巻き」が定石の一つでもあります。
リフト&フォール
魚は全般的に上から落ちてくるものに対して反応を示すことが多くあります。リフト&フォールは、フォールによるアピールを最大限に活かしたアクションであり、ボトムや中層に魚がいるような場合に有効なアクションになります。タダ巻きに反応がないときなどに、試してみると大当たりすることもあるアクションです。
高速リトリーブ
シーバスのデイゲームは、バイブレーションのボトム付近での高速巻きメソッドの確立と共に広まっていきました。マールアミーゴⅡは高速巻きでの巻き抵抗は従来のものより低く、浮き上がらずにレンジをキープすることができるため、デイゲームはもちろん、ナイトゲームでも高活性の個体を手返し良く探すことができます。
名作が産んだ新たな名作
マールアミーゴⅡは、長きに渡って定番バイブレーションとして評価されてきた旧モデルの実釣力をしっかりと継承しつつ、新たな技術でデイゲームに必要な能力を飛躍的に高めたルアー。昼夜を問わず、より深くシーバスゲームを楽しむことができることでしょう。
好きな時間にシーバスゲームを楽しめるマールアミーゴⅡをタックルボックスの一員に加えてみてはいかがでしょうか?