赤魚とは?鮮魚店やスーパーで目にする魚が、赤魚でなかった?

2018/03/30 更新

開きや漬け魚で人気の赤魚ですが、『赤魚』として販売されている魚は、見た目が赤い魚であることから名付けられているのはご存知でしょうか?さらに、学名『赤魚』である真っ赤な魚も存在します!今回は、食の赤魚とアカウオ属の魚を紹介をします。


アイチャッチ画像出典:ととや 楽天市場

赤魚とは

皆様は「アカウオ」と言うとどんな魚を思い出すでしょうか? スーパーなどの鮮魚コーナーでの切り身や食品材料の表示でよく目にする赤魚という魚は実は「アカウオ」と言う名の魚を示しているのではないのです。食材として赤魚と呼ばれている魚は、見た目の赤い魚の総称で一般に正式名称があまり知られていないマイナーな赤い魚が「赤魚」の名前で流通しているのです。

赤魚で売られているのに赤魚ではない

一般に「赤魚」の名称で売られている魚は数種類あり、よほど魚に詳しくなければ正式名称を言われてもピンと来ない魚が殆どです。赤魚と一括りにされている魚もそれぞれ味には定評があり食通などには正式名称で表記したほうが喜ばれる場合があります。ここでは赤魚と称されている代表的な魚を紹介いたします。

アコウダイ

アコウダイの画像
出典:PIXTA
日本では見た目が赤い魚ですと、『●●タイ』と呼ぶ風習がありタイの名が付いてはいますがメバル科魚です。単にアコウと呼ばれる事もありますがハタ科のアコウ(キジハタ)とも別種の魚です。水深500~700メートル深いところに生息しているため、水揚げされた時に水圧の変化で目玉や浮き袋が体から飛び出してしまう事からメヌケと呼ばれる事もあります。

アラスカメヌケ

アコウダイと同じメバル科の魚で北洋、ベーリング海、アラスカ湾で取れることからアラスカメヌケと呼ばれ日本に輸入されています。

アカムツ

アカムツの画像
出典:PIXTA
ホタルジャコ科の魚で名前にムツと付きますがムツ科のムツとは別種の魚です。太平洋西部、日本近海から東南アジア、オーストラリアに生息する魚で、日本近海で水揚げされた物はノドグロと呼ばれ美味な高級魚として取り扱われています。

学名『赤魚』の魚がいる!

元々の学名に『赤魚』の名前を持つ魚がいます。本来赤魚と呼ばれるべき魚はハゼ科アカウオ属の魚でハゼの1種です。

生息域

日本海側では新潟以南、太平洋側では東京湾以南から九州地方の河口息に生息しています。漁獲対象魚にはなっておらず、食用でもありません。個体数が非常に少なく詳細は解っていません。佐賀県などでは絶滅危惧種1類に指定されています。

生息環境

干潟の画像
出典:PIXTA
赤魚は、海底の泥地の中に穴を掘って生息しているとされています。非常に退化した目の大きさや不器用な動きから、卵から孵った後の浮遊期を終えると泥の中にもぐり泥の中から出ることなく生活していると考えられています。

ハゼの仲間

ハゼの画像 標準和名が赤魚の赤魚は、スズキ目ハゼ科アカウオ属の魚ではありますが見た目や生息環境などは別種の魚「ワラスボ」に似ています。赤魚はワラスボに似た体型に加え、目が退化している事、鰓蓋上部に窪みがあること、大きな鱗が体を覆う事、背びれ尻びれ尾びれがつながっています。

赤魚の人気料理3選!市場に流通している

赤魚料理の画像 食用として市場に流通している赤魚は、肉厚で脂の乗った白身魚で身離れもよく、安価で手頃な魚として人気があります。赤魚は広く家庭に普及しているために赤魚を使った料理レシピが数多くあります。その中でも人気の高い3種をご紹介いたします。

煮付け

ITEM
赤魚の煮つけ

塩焼きに並ぶ魚の定番料理です。ふっくらしっとりした身が、醤油ベースにみりんや日本酒などで、甘辛く煮付けられ臭み消しに生姜などが用いられます。肉厚でホッコリとした白身魚の赤魚は煮付けるのに最適の魚です。

みそ漬け

ITEM
赤魚の味噌漬け焼き

味噌を使った赤魚の味噌付けも定番料理です。1昼夜から数日漬け込まれた赤魚の両面を、こんがり焼き上げた物は、赤魚の旨味と味噌の風味が合わさって箸のすすむ料理です。

干物

ITEM
赤魚ひらき 1枚 干物

余分な水分だけを蒸発させた干物は、赤魚の脂の旨味が凝縮され、身も固くなりすぎず、口に入れたときに赤魚の旨味が口中に広がります。

身近な魚を知っておいしく食べよう。

赤魚の西京焼きの画像出典:PIXTA
四方を海に囲まれた日本は、古くから仏教が普及した事もあり、魚を食べる事が当たり前の社会。近年では、魚を食べる国も増えてきた事から、魚の水揚げ量が減少し水産資源も枯渇してきています。その為、昔から食べられていた魚の値段が上がり、その代用魚として世界中から美味しい魚が輸入されるようになりました。赤魚に限らずシシャモなど本来の魚とは別種の魚が流通している事も多く名ってきました。日々口にしている魚の事を、もっと調べてみると面白いかもしれません。

紹介されたアイテム

赤魚の煮つけ
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赤魚の味噌漬け焼き
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赤魚ひらき 1枚 干物
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