クジメとアイナメは似てる!?
高級食材としてメジャーな北方系のアイナメと姿は似ているものの、暖かい海域を好むクジメはマイナーな存在。アイナメを釣ったと喜んでいたら、お魚に詳しい方からクジメと知らされることもあるのではないでしょうか。いくつかの見分けるポイントをご紹介します。
尾びれの形
クジメとアイナメを見分ける際、もっともわかりやすいのが尾びれの形状の相違。クジメは尾びれは、真ん中に向かって丸みを帯びています。
対して、アイナメの尾びれは丸みがなく直線形状、もしくは『く』の字に湾入しています。
クチ
次に注目したいのがクチの大きさです。クジメの吻部は尖った形状をしていておちょぼ口、先細りになっています。
対して、アイナメの吻部は唇を含め、口そのものが大きいです。唇が分厚く、口が大きいです。
体色
最後の注目点は体色。生息する海域により誤差が生じ、見分けるポイントとしては難しい点となることがありますが、クジメは赤みのある黒や褐色系の個体が多くいます。
対して、アイナメはバリエーション豊富。生息する環境に、同調した色合いをして身を守っているので、褐色系や真っ黒系まで様々です。
味
クジメとアイナメ、味の評価は違います。クジメは「まあ美味しく食べられる」という評価が多いのに対し、アイナメは「非常に美味しく食べられる」とワンランク評価が高いです。
釣り方は?
適水温に違いはありますが、クジメとアイナメは生態、食性がとても似ています。よってアイナメを狙っていると外道でクジメが釣れたりすることはよくあります。岸壁の際にエサを落とし込んだり、テトラの穴釣りなど障害物周りを探る釣りで、アイナメ釣りと同じ釣法で狙います。
▼同じ釣法で狙えるアイナメ釣りを紹介している記事です。