ギギの飼育方法
ギギはその特徴的な形態から観賞用としても人気が高く、アクアリウムなどで飼育されることも多い魚です。ナマズ目の魚の中では扱いやすく、育てるのも比較的簡単であることからアクアリウムの初心者にもおすすめ。
近くに生息するポイントがある場合は自分で採集することも可能ですが、熱帯魚のショップなどでも比較的安価で販売されています。10センチ程度の幼魚から育てることが一般的ですが、成魚は30センチを超えるためやや大型の水槽が必要になります。
ギギを飼育する際の注意点
ギギは小魚やエビなどを捕食する肉食性の魚であるため、飼育する際は他の淡水魚との混泳には注意が必要です。また酸欠に非常に弱い魚であるため、フィルターの他にエアポンプでの酸素供給を行うのがベスト。水温が上がってくる夏場は特に酸欠にならないよう管理しましょう。
ギギに適した水槽
小さなうちであれば45〜60cmの水槽でも問題はありませんが、ギギは成魚になると30センチを超えるため、最終的には90cm以上の大型水槽が必須となります。また肉食性の魚であるため、夜間は餌を追いかけて動き回ることも。そのため水槽内の機材などには安全な設置を心がけましょう。
ギギの餌には何がいい?
ギギは幼魚の場合人口飼料を食べることもありますが、基本的には小魚などの生き餌を好みます。オイカワ、ムツゴ、ドジョウなどの日本の河川に生息する魚が生き餌には最適。ペットショップで手に入る餌ならば、餌用アカヒレの小さめのものやヒメダカなどが良いでしょう。
ギギのトゲに注意!
ギギには胸鰭と背鰭に棘がある為、飼育や釣りの際に触れる場合は注意が必要です。棘には微量ながら毒があるため、刺された箇所によっては激しい痺れや痛みを引き起こすこともあります。
死に至るような毒ではなく数日で痛みが和らいできますが、痛みや痺れがひどい場合は必ず病院へいきましょう。飼育する際は水槽内で刺されることを防ぐため、水槽に手を入れる際は必ずゴム手袋などを着用するのがおすすめ。ギギの体はヌルヌルとした体液で覆われているため、棘の存在に注意して掴もうとしても刺さる場合があるので、釣りなどの際は注意が必要です。