コバンザメの吸盤の原理が気になる!くっつく仕組みや生態のまとめ

2018/03/19 更新

コバンザメは、大型の回遊魚やウミガメに張り付いて生活する魚。ユーモラスな生活史で知られていますが、魚にくっつく仕組みはあまり知られていません。そんなコバンザメについて詳しくまとめてみました。


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コバンザメという魚について

 コバンザメ
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コバンザメは、最大で全長1メートル、体重2キロ程度になる魚です。大体70センチくらいが平均的な大きさになります。サメと名前がついていますが、実はサメ類ではなくスズキ目に属するため、タイやアジなどに近い種になります。
特徴は頭についている吸盤です。この吸盤で他のサメや、カジキ、ウミガメやクジラなどの大型魚に張り付いて、その魚の捕食するエサのおこぼれや排泄物を捕食しながら生活をしています。単独で見ることもできますが、基本的には他の魚に依存して生活している魚です。

コバンザメの分布・生息域

コバンザメは世界中の熱帯、亜熱帯の海に広く生活している魚です。日本においても沖縄から北海道まで全国の海で見ることができます。概ね20~50メートルに生息しており、比較的浅い海を生息域としています。

コバンザメの生態や食性

コバンザメは、他の魚に張り付きながらエサのおこぼれや、その魚につく寄生虫や排泄物を捕食しながら生息しています。基本的にはほかの魚に張り付いて過ごす生活をしていますが、サンゴ礁帯では単独でエサを捕食しているところを見ることができます。

コバンザメの形態

コバンザメの特徴はなんといっても頭部にある吸盤です。ここが小判型をしているためコバンザメという名前がついたという説が有力です。下あごが突き出ている形状をしているのは、体表についている寄生虫や、張り付いた魚の食べ残しなどを捕食しやすいためにそうなっているとされています。

コバンザメの吸盤の仕組み

コバンザメ
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コバンザメの最大の特徴である小判型の吸盤。この吸盤があることで大型魚などの自分が依存する魚にくっついて、離れないようにすることができます。仕組みは隔壁と呼ばれるヒダヒダが可動式になっていて普段は後ろに倒れています。

張り付いたときにこの隔壁が垂直に立って、周りの海水の水圧より隔壁の間の水圧を下げることにより、張り付くという仕組みになっています。大まかにいうと、基本的構造は一般的に知られているゴムやシリコン製の吸盤と全く変わりのない仕組みで張り付いているといえます。

もし吸盤がくっついてしまったら?

もし吸盤が体にくっついてしまっても焦る必要はありません。コバンザメの頭側に向けて引っ張れば簡単にとることができます。逆にしっぽ側に引っ張ってもなかなかとることができません。これは、張り付いた大型魚が猛スピードで泳いでも振り落とされないようにしているコバンザメの吸盤の特徴の一つです。


コバンザメ、実は美味しい魚!

コバンザメ
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コバンザメは非常に珍しい魚です。釣りで釣ることも難しい魚ですし、漁でもめったにかかることはありません。そのため味についても、食べたことがある人が少なすぎて情報があまりないのですが、実は知る人ぞ知る白身の絶品魚です。

定置網で偶然かかることしか基本的には捕獲することができない魚ですので、もしお店や市場で見つけたら是非味わってみてください。

コバンザメの食べ方

コバンザメはサメではなくスズキ目に属する魚です。ですので、上質な白身の身をしており臭みも少なく上品な味が特徴です。刺身で食べても絶品ですし、汁物の中に入れても非常にいいダシが出ますので汁物もおすすめです。またウロコがとりやすい魚なので調理も楽な魚です。

コバンザメ、実物は結構レアな魚かも

コバンザメ
出典:PIXTA
コバンザメは、その特徴的な生態から非常に多くの人に知られている魚の一つです。世界中の海に生息していて、数も非常に多いはずなのですが、その実捕獲することが非常に難しい魚で、実際に目にする機会は滅多にない魚です。

もしコバンザメを料理店、魚やなどで見つけたら、必ずチェックしましょう。次はいつ会えるかわかりませんよ!

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SETTU

釣り大好き!でも下手くそなSETTUです!僕の釣り人生は下手の横好きのど真ん中です!下手くそだって一生楽しむことのできる「釣り」の素晴らしさを頑張って伝えていきたいと思います!

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