メイタガレイとは
メイタガレイはカレイ目カレイ科メイタガレイ属に属する海水魚。体長25センチ前後と比較的小型なカレイです。眼が著しく突出しているのが特徴的で、西日本から九州地方では高級魚として知られているカレイです。
メイタガレイの生息域・分布
メイタガレイは日本沿岸や朝鮮、中国、香港に広く生息していると言われており、浅場から水深100メートル前後の砂地を好みます。別名「まつばがれい」とも呼ばれ、石川では「すずめがれい」と呼ばれています。
生態・性質
産卵期は11月から2月頃であり、旬の時期は産卵前の6月から10月頃と言われています。プランクトンやゴカイなどの多毛類、甲殻類を好んで捕食します。
メイタガレイの名前の由来
クリっとした大きめの両目の間、おでこの部分に太くて鈍いトゲがあるメイタガレイ。これに触るとチクっと痛いので「目痛カレイ」と呼ばれたことが名前の由来となっているそうです。
混合されるナガレメイタガレイとは?
メイタガレイとの見分け方
メイタガレイとナガレメイタガレイの見分け方は、ズバリ体の模様です。簡単に説明すると、メイタガレイの体の模様はふわふわとした不規則な円形をしており、ナガレメイタガレイの体の模様は規則正しい丸い斑紋です。釣り上げた後は体の模様を見比べてみましょう。
メイタガレイの時期(シーズン)と旬
メイタガレイは比較的低水温を好むため、釣りやすいシーズンとしては11月から3月の寒い時期と言われています。防波堤からの投げ釣りで釣れる魚で、イソメ等をつけた置き竿仕掛けが人気の釣り方です。
味わいたい時期(旬)
産卵シーズンは秋から冬にかけて。産卵に向けて体力をつけるので、夏から秋 が旬の魚と言われています。近畿、四国、瀬戸内海、九州北部などでは良く食べられている人気の魚です。
メイタガレイの釣り方とコツ
メイタガレイは浅い水域を好むため、サーフや堤防からの投げ釣りで狙う事が可能です。エサは地域にもよりますが、青イソメが一般的です。長めの竿で遠投し、沖のカケアガリを狙いましょう。
タックル
特に専用のタックルではなく、通常の投げ釣りタックルで狙うことができます。ポイントが岸から遠い場合が多いため、遠投可能な投げ竿を準備しましょう。カレイに出会う確立をあげる為に、竿を何本か用意し三脚に立てかけてアタリを待つ方法がポピュラーです。
ダイワ エクストラサーフ T 30-425・K
自重:445g
継数:4本
仕舞寸法:119cm
錘負荷:25-35号
仕掛け
カレイの好奇心を煽るため、ハリスにビーズのついた仕掛けがおすすめです。ビーズとエッグボールのきらめきで、カレイにアピールします。ハリスは3号程度がおすすめです。
エサの選び方
全国の釣具店で販売されており、手に入りやすいのが嬉しい青イソメ。カレイへのアピールを強くするため、2、3匹を房掛けにすると良いでしょう。食いが悪いときは小さめに切って、カレイが食べやすい大きさに調整すると釣果へつながります。
▼投げ釣りの基礎知識をまとめました!
刺身で味わいたい!メイタガレイ
関西では、カレイ類の中でもトップクラスの人気があります。しかも、流通量が少ないようで高価な魚と言われています。鮮度の良いメイタガレイは刺身がおすすめ。透明感のある白身がとても美味しい魚です。
刺身
関西では刺身が特に人気があり、鮮度が落ちやすいので活魚で流通しています。小さめのカレイのため身は少ないですが、その味わいは絶品!
煮付け
カレイは煮付けにしても美味しい魚です。ふっくらしっとりとした身の食感、じわっと旨みが口の中に広がれば、どんどん箸が進んでしまいます。
唐揚げ
小ぶりなメイタガレイは唐揚げがおすすめ。しっかりと二度揚げすれば、骨までパリパリ食べられます。目の間のトゲが鋭いので、頭を落として調理するのが良いでしょう。
ムニエル
メイタガレイを狙ってみよう!
