支笏湖で釣れる人気魚種
支笏湖にはニジマス、ブラウントラウト、ヒメマス、サクラマス、アメマスなどの鱒類の他、イトヨ、ワカサギ、エゾウグイ、カジカ、フナなど多くの魚が生息しています。本州の湖に比べ、鱒類は管理釣り場のような多様性を持ち、自然繁殖をしているという数少ないフィールドです。
養殖用の生け簀とは違い天然の広大なフィールドで育った個体であるため泳力は非常に高く、野性味溢れる力強い引きを見せてくれます。以下では支笏湖の鱒類についてご紹介いたします。
ブラウントラウト
支笏湖における人気ターゲットの1つがブラウントラウト。低水温に強く、北海道の晩秋の寒さでも活発に泳ぎまわる姿を目にすることができます。ブラウントラウトは、大型のものでは約100センチに達することもあるマスであり、支笏湖においてもモンスターサイズの実績が多く、ミノーやフライなどで楽しむ事ができます。
レインボートラウト
ブラウントラウトと並ぶ支笏湖の人気のターゲットであるレインボートラウト(ニジマス)。支笏湖には70センチを超える大物が生息しており、パワフルなモンスターサイズを求めるアングラー憧れのターゲット。スプーンやミノー、ジグへの反応はよく、フライでも釣ることが来、鋭く走る引きが楽しめます。
ヒメマス
支笏湖のヒメマスは漁業協同組合によって資源管理がされている魚であり、漁業権設定と遊漁規則が存在しています。6月1日~8月31日の期間外では禁漁となります。紅鮭の陸封型であるヒメマスは、アイヌ語で薄い魚を意味する「チップ」という名前で呼ばれ、鱒類の中でも屈指の食味を持ち、多くの釣り人が解禁日を心待ちにしています。
サクラマス
支笏湖のサクラマスは「北海道内水面漁業調整規則」によって4月~5月を禁漁期間としています。ルアーやフライへの反応はよく、表層付近のタダ巻きなどで思いがけない大物がかかることも。支笏湖内を小規模な群れで回遊していることが多く、群れに当たれば短時間ながら連発することがあります。
アメマス
支笏湖のアメマスは、アイヌの方が語り継いできた伝説がいくつかあるほど大昔から住む魚です。エゾイワナと呼ばれることもあるアメマスは、低水温に強く、支笏湖では一年を通して釣ることができ、60センチ前後大型の実績も数多く上がっています。ミノーやジグなどへの反応も良く、トラウトアングラーに人気のある魚種の一つです。
イトウ
日本最大の淡水魚イトウ。某有名釣り漫画でもネズミのルアーで狙っていた幻の魚としてご存じの方もいらっしゃるのではないでしょうか?イトウは支笏湖にも生息しているとの噂もあります。天然のイトウは非常に希少であり、年々その数を減らしています。もし釣れるようなことがあれば、写真など沢山撮りたいところですが、魚へのダメージを最小限にしリリースしてください。