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マナガツオ

マナガツオの旬はいつ?美味しい食べ方やレシピ・生態を解説!

マナガツオは、関西でよく獲れる魚で料亭などで出される高級魚としても扱われています。そんなマナガツオの美味しい食べ方やレシピ、旬の時期について詳しくご紹介します。

目次

アイキャッチ画像出典:PIXTA

マナガツオについて

 
出典:PIXTA

マナガツオは硬骨魚綱スズキ目マナガツオ科に属する海水魚です。英名/Harvestfish(ハーベストフィッシュ), Silver pomfret(シルバーポンフレット)学名/Pampus punctatissimus(パンプス パンクタティシムス)。

外見的特徴としては、少し青みを帯びた銀灰白色の体色を持ち、体は卵円形で、白い小さな鱗が全身にあります。鱗は死ぬと剥がれやすいため、流通段階では無鱗魚として扱われることが多々あります。それ故、新鮮で鱗がついたものは重宝され、高値で取引されます。大きいもので全長は約60センチメートルに達します。

マナガツオの分布・生息域

マナガツオは暖海の外洋性を持つ魚で本州中部以南から東シナ海、朝鮮半島に分布し、水深100メートル以浅に生息しています。通常は沖合を群れで回遊していますが、6~8月には産卵のために内海、内湾に入ってきますが、

時には河口付近まで入ってくることもあります。

したがって、マナガツオが漁師や釣り人にとって手の届き易い範囲に生息しているのは6月末から8月中旬です。

マナガツオの性質

マナガツオは7~8月頃に繁殖のピークを迎え、産卵は水深20メートル以浅で行われます。メスは体長25センチメートル、オスは体長20センチメートルで性成熟を迎え、産卵を終えた親魚は外洋へと戻りますが、生まれた稚魚は20メートル以浅で成長し孵化した年の晩秋に沖合へと旅立ちます。

マナガツオは肉食性で、幼魚から若魚期はアミ類を中心に甲殻類や多毛類等を捕食します。成魚になるとクラゲや小魚等を捕食するようになります。

マナガツオの地方名

マナガツオは沢山の地方名を持っています。

■ギンダイ(富山県) 語源:体色の銀色より。
■チョオチョオ(和歌山) 語源:昆虫の蝶に色、形が似るため。
■チョオキン(岡山)  語源:丁銀の意。丁銀とは室町時代後期から明治維新まで流通した銀貨のことです。この銀貨にマナガツオの外見が似ていることから。
■メンナ(岡山) 語源:メンは「小さいこと」、「可愛らしいこと」を意味する方言です。即ち可愛らしい魚の意味からこの名が来ています。
■マナガタ(熊本・長崎)・・・・マナカタナの略称。堅魚という意味を持ち、カツオの古名です。

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