ヴァンキッシュFWについて
ヴァンキッシュFW(フレッシュウォーターチューン)は、シマノが発売するスピニングリール。トラウト専用にチューニングが施され、巻き出しの軽さを追求したモデルです。
ベアリングがグリスタイプからオイルタイプに変更され、16ヴァンキッシュ1000PGSの35ミリのハンドルに対し、17ヴァンキッシュFW1000Sでは45ミリ。自重はやや増えたものの、ノーマルギヤ仕様、ハイギヤ仕様において「巻きの軽さ」を体感できます。
▼シマノハイレスポンスシリーズ最高峰。16ヴァンキッシュを紹介している記事です。
ヴァンキッシュFWの特徴
ヴァンキッシュFWの一番の特徴は、”回転が軽い”こと。ハンドルを回転させ続けるための力を、約25%も減少しています。その他、大きな特徴をご紹介しましょう。
マグナムライトローター
シマノリールのハイレスポンスシリーズでも、最高クラスに位置づけられるバンキッシュ。その魅力に大きく貢献するのが、ローターの徹底的な肉抜きにより、軽量化を実現したマグナムライトローターです。
慣性を低減し、剛性を高めたリールの軽さは感度の向上にもつながります。繊細なアタリを、確実にフッキングに持ち込む楽しさを味わうことが出来るでしょう。
大型ドラグノブ
ドラグノブを大型化することで、ファイト中のドラグ調整が行いやすくなりました。トラウトフィッシングにおいて不意の大物がフックアップしても、ドラグ調整でやり取りをすることで、細いラインでも確実にランディングさせることができます。
海水使用OK!?
ヴァンキッシュFWはトラウト専用に開発されていますが、シマノ独自の高性能ベアリングの採用と、外装防腐処理で海水使用が可能です。特にアジングやメバリングなどのライトゲームで活躍するのではないでしょうか。
ヴァンキッシュFWのインプレ
「驚くほどの軽い巻きはじめ」を謳う『ヴァンキッシュFW』ですが、16ヴァンキッシュと比べてお値段は高め。購入前は使い心地などのインプレションが気になるところですね。ここでは通販サイトに寄せられた、クチコミを抜粋してご紹介します。
巻きは恐ろしく軽い。アジングメインの使用であるが、良くも悪くもアジがかかってもほとんど巻きの重さは変わらずグイグイ寄せれる。ロングハンドルとノーマルギアの相乗効果であると思われる。(出典:Amazon)
求めるものが巻きの滑らかさ、巻きのトルク、アクションの俊敏性、リーリングのレスポンスの良さなら満足できると思う。(出典:Amazon)
ユーザーの中には、実際にソルトウォーター(アジング)で使ってる人もいるようです。また、巻きの軽さ、レスポンスの良さが挙げている人も。
「手返しの良さと、軽い巻き感のどちらも重視する」方にはうってつけのリールではないでしょうか。
ヴァンキッシュFWのラインナップ
トラウト専用として発売されているヴァンキッシュFWのラインナップは、2機種。それぞれの特徴をご紹介します。
1000S
1000SはヴァンキッシュFWのノーマルギヤ仕様。スプーンやクランクベイトといった巻物中心の管理釣り場において、小さなアタリを確実にフッキングすることに適しています。
シマノ ヴァンキッシュFW 1000S
1000SHG
1000SHGはヴァンキッシュFWのハイギヤ仕様。ハイギヤ仕様でありながら”軽い巻き感”を体感でき、手返し良く数釣りを楽しむことができます。
また、バイトが遠くロングキャストを必要とするケースや、手返しの良さを求める場合にも活躍します。
シマノ ヴァンキッシュFW 1000SHG
ヴァンキッシュFWは汎用性の高さに注目したいリール!
17ヴァンキッシュFWは、同じギヤ比でありながら”16ヴァンキッシュ”を超える軽い巻き心地を体感できます。ヴァンキッシュFWはトラウト仕様ですが、ソルトでも使える汎用性の高さも魅力。
ソルトウォーターで使うなら、ワーム&ジグよりも、マイクロ系のメタルジグやバイブレーションといった巻物系ルアーとの相性がいいのではないでしょうか。
渓流や管理釣り場のトラウトから、アジング等ソルトウォーターのライトゲームまで……ジャンルにとらわれないアングラーにオススメのモデルです。
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