ダイワの名機「イグジスト」がリニューアル!
以前からSNSやメディアで話題となっていた、ダイワのフラッグシップ・スピニングリール「イグジスト」のリニューアル。この度の2018フィッシングショーで、注目の姿が初披露されました。TSURI HACK編集部では、この新製品の魅力を、ダイワ担当者から直接伺ってきました。また、貴重な実機にも触れてきましたので、その模様をお届けしたいと思います!
ダイワ 18イグジスト FC LT2500S-CXH
ズバリここがスゴイ!
LTコンセプトのフラグシップモデル
LTコンセプトとは、ダイワの打ち出す「LIGHT(軽い)・TOUGH(タフ)」コンセプトの頭文字。ボディ・スプール・ハンドルの軽量化を図りつつも、耐久性やパワーに磨きをかけたニューコンセプトです。同コンセプトのリールに18カルディア、18フリームスがありますが、18イグジストはLTコンセプトの最上級に位置するフラグシップモデルです。
モノコック(構造)ボディ
モノコック(構造)ボディとは、1ピースで作ったボディーに大口径のドライブギアを埋め込む新構造。それによりボディの強度や気密性が高まり、ソルト(海水)環境や、ウェーディング等でリールが水に漬かるようような状況でも、高い性能を維持してくれます。ボディー素材はエアメタル(マグネシウム系の合金)で軽さと強さのバランスのとれた素材との事。
マシンカットタフデジギア
ダイワ独自のデジタル設計技術と高精度マシンカット加工によって鍛造されたギヤで、素材は「超々ジュラルミン」。
ロングキャストABS
スプール前方のツバ形状を見直した、新形状のスプール「ロングキャストABS」は、従来のABSスプールに比べて5%の飛距離アップし、さらにスピニングリールのバックラッシュも10%低減されたとのこと。
新形状のドラグノブとATD
ドラグノブが大きくなり、ドラグ調整の操作性が向上。新世代ドラグシステムのATDは、従来のドラグシステムよりも滑り出しがよく滑らかで、ファイト中の魚にスムーズに追従してくれます。
新型形状のアルミMCハンドル
強度を保ちつつ、肉抜された軽量ハンドル。前作の15イグジストよりも強度が高いそうです。
ZAION(ザイオン)製の軽量エアローター
ローターは、前作15イグジストのボディーにも使われていたZAION(高密度にカーボン繊維が織り込まれたカーボン樹脂)。とても軽量なエアローターで、軽やかな回転を実現させてくれます。
18イグジストのスペック
品名(番手) | 巻取り長さ(cm) | 自重(g) | 最大ドラグ力(kg) | 糸巻き量 PE(号-m) | 価格(税込) |
---|---|---|---|---|---|
LT2500 | 73 | 180 | 10 | 1~190 | 75,900 |
LT2500-XH | 84 | 180 | 10 | 1~190 | 75,900 |
LT3000S-C | 77 | 185 | 10 | 1~190 | 77,000 |
LT3000S-CXH | 93 | 185 | 10 | 1~190 | 77,000 |
LT3000-CH | 85 | 185 | 10 | 1~200 | 77,000 |
LT3000-XH | 93 | 195 | 10 | 1~200 | 78,100 |
LT4000-C | 82 | 205 | 10 | 1.5~200 | 79,200 |
LT4000-CXH | 99 | 205 | 10 | 1.5~200 | 79,200 |
FC LT1000S-P | 61 | 150 | 5 | 0.3~200 | 73,700 |
FC LT2000S-P | 64 | 155 | 5 | 0.4~200 | 74,250 |
FC LT2000S-H | 76 | 155 | 5 | 0.4~200 | 74,250 |
FC LT2500S-C | 72 | 160 | 5 | 0.6~200 | 74,800 |
FC LT2500S-CXH | 87 | 160 | 5 | 0.6~200 | 74,800 |
18イグジストのファーストラインナップは、FC LT1000S-P~LT4000CXHまでの計13機種。 FCとはフィネスカスタムモデルを差し、13機種中5機種あります。
オリジナルモデル
・マグシールドラインローラーを採用し、ドライブギヤ軸にマグシールドボールベアリングを採用。
フィネスカスタムモデル(FCモデル)
繊細な釣りに特化した軽量ハンドルアームが搭載。あえてマグシールドラインローラー、マグシールドボールベアリングを採用せず軽量化が図られています。
18・イグジストのファースト・インプレッション
まず目に飛び込んできたのは、そのボディ形状。モノコック(構造)により、コンパクトになったボディは、丸みを帯びた流線型のラインが際立っています。
カラーリングはオールメタリックシルバーという訳ではなく、メタリックシルバーを基調とし、トーン違いのシルバー、ダークグレーといった配色が使われているように見受けられました。
重さ・巻き心地
まず重量ですが、手に取った瞬間、思わず「軽っ!」と言葉が漏れてしまいました。それもそのはずイグジストの最軽量モデルはなんと150グラム。最大番手のLT4000ですら、205グラムと驚異の軽量化が図られています。
リーリングは、上質な滑らかさの中にも、パワフルな(ギアがしっかりと噛み合っているような)印象を受けました。これも大口径ギアとモノコック構造による恩恵なのでしょうか?
まぎれもない最高峰”イグジスト”
18イグジストは、そのスペックだけを見てもダイワスピニングリールの最高峰として確かな進化を遂げています。是非、みなさんも実機を手に取り、確かめてみて下さいね!
ダイワ 18イグジスト FC LT2500S-CXH
▼旧イグジストの記事はコチラ