ダイワ ピーナッツについて
ダイワが発売するバス用ルアーピーナッツ。多くの釣り場で見かけることのあるこのルアー、実は1981年から長きに渡って多くのアングラーに愛され続けてきたとても歴史のあるルアーなのです。今回は、そんなダイワピーナッツの歴史と、現行モデルでも特に人気の高いモデルそれぞれの特徴についてご紹介します。
ダイワ ピーナッツの歴史
長きに渡ってアングラーから愛され続けているピーナッツ。ここまでロングセラーなルアーなので、発売からの歴史が気になる方もいらっしゃるのではないでしょうか。ここでは、時代に合わせて少しずつ変化していったピーナッツの、初期・中期・後期モデルについてご紹介します。
初期のピーナッツ
1981年頃、ダイワがアメリカのストライク社から人気のクランクベイトの型を買い上げ、和製クランクベイトとして製作を始めたことによってピーナッツは誕生しました。原型となる型に合わせて素材の異なるSR、DRの2タイプがラインナップされましたがデザインは上記のようなプリントギルカラーのみで、カラーバリエーションは豊富ではありませんでした。
中期のピーナッツ
1990年初頭、ピーナッツは見た目に変更を加えず、日本のターゲットサイズに合わせてややサイズダウンし、カラーラインナップを更に豊富に、より多くのシーンでセレクトできるアイテム「ピーナッツⅡ」としてモデルチェンジしました。また、このモデルより素材は初代ではDRのみで使用されていたABSで統一されました。
現行のピーナッツ
長年愛されてきた中期モデル「ピーナッツⅡ」より、更に幅広く、あらゆるシーンでアングラーの趣旨に合った使い方に対応するため、デカバス狙いにはより大きなサイズのデカピーナッツ。管理釣り場などでも小回りの利くプチピーナッツなど、バリエーション豊富に進化を遂げ、今では豊富なラインナップが揃っています。
ダイワ ピーナッツのおすすめカラー
可愛らしいフォルムとともに様々なカラーがラインナップされているピーナッツ。その豊富なカラーから一つを選ぶのには少々悩まれるのではないでしょうか。ここでは、ピーナッツのおすすめカラーと効果的なフィールドを合わせてご紹介します。ぜひ、カラー選びの参考にしてみてください。
セクシーシャッド
数あるピーナッツシリーズのカラーの中でも最も人気の高いのがこのセクシーシャッド。表層付近を主とするピーナッツはあまりアピール性の高くないナチュラル系カラーが良く合い、シンプルなデザインのセクシーシャッドなら、表層面からからやや中層まで、あらゆるレンジで使用することができます。
クリアーピンク
スケルトンカラーで中のウェイトが透けて見えるクリアーピンク。ボディを通り抜ける日光のキラキラ感がスレたバスに効くクリアー系カラーは、水の透き通ったクリアポンドや、夜間でも街灯の真下などでの使用との相性が抜群です。
ポンドギル
ピーナッツ発売以降から様々なカラーが発売されていますが、ずっと変わらずにスタンダードとしてラインナップされているポンドギル。名前の通りブルーギルを模したこのカラーは、活性の高い時期の表層でのリトリーブなど、シンプルな使い方でも注目を集めることができます。
リバースクロー
ピーナッツシリーズのカラーバリエーションの中でも特徴的なカラーのリバースクロー。ルアーが視認しやすい表層面のルアーフィッシングでは釣り場のベイトパターンに合わせたルアーの選択がとても重要で、シュリンプベイトパターンの際には、このリバースクローが抜群の効果を発揮します。
マットタイガー
クランクベイト系ルアーで最も一般的なカラーであるマットタイガー。濃い緑色の背中に反して腹部は派手な緑色で視認性が高く、水質の濁ったマディポンドでは必須のカラーパターンで、ややローリングさせて背中と腹部を交互に見せるような使い方をすれば、更にアピール性を高めることができます。
ブラックチャートベリー
光沢のない黒塗りのボディが特徴的なブラックチャートベリー。一見地味なように思えますが、実は日差しの強い良く晴れた日には、水面を浮かぶルアーの影が一層濃く底まで届き、ストラクチャー水面を伺うバスに対し、他のどんなカラーよりも効果的にアピールすることができます。
ダイワ ピーナッツのラインナップ
時代とともに釣り人のニーズに合わせ、少しずつ変化したピーナッツ。ここでは、現在ピーナッツシリーズでラインナップされているアイテムの中でも、特に人気の高いおすすめアイテムをご紹介します。
プチピーナッツ SR
ロングセラー商品であるピーナッツを、管理釣り場や小型魚狙いでも楽しめるようにサイズダウンしてラインナップされたプチピーナッツⅡ SR。SRモデルの方は自重がやや軽く、潜行深度も1メートルほどに抑えられているため、表層近辺でのウォブロールアクションでのアピールに優れています。
プチピーナッツ DR
2種類あるプチピーナッツで、自重はやや重く、潜行深度もまた1.5メートルと、深い棚まで探れるようにモデリングされたのがプチピーナッツ DR。ピーナッツ特有のアピール性能で中層まで探れるため、スレバスや活性の低い時期など、表層で中々バイトしないような時におすすめです。
ピーナッツⅡ
1981年に発売された初代ピーナッツの後継モデルとして、現在では多くのピーナッツシリーズのスタンダードという位置で発売されているピーナッツⅡ。よく飛び・よく泳ぎ・よく釣れる。というキャッチコピーの通り、細かいウォブリングから派手なローリングアクションまでをカバーし、多くのアングラーに支持されています。
ピーナッツⅡ プロカラー
幅広いアングラーに愛され続けているピーナッツⅡですが、もちろん多くのプロにも愛されています。ピーナッツⅡプロカラーは、そんな有名なプロが自ら考案したカラーリングを施した、遊び心のある、そしてプロ目線で感じた実戦の現場を重要視したプロモデルのルアーです。
デカピーナッツⅡ
ピーナッツⅡより、全長を1センチメートル伸ばしたことにより、飛距離やスイム時の波動などをパワーアップさせたデカピーナッツⅡ。サイズアップした事によってアピール性能は更にパワフルになりましたが、ピーナッツ特有の小回りの利く操作性は失わず、ロングキャスト後も自在に操ることができます。
まとめ
日本でブラックバスが始まってから多くの年月が過ぎ、たくさんのルアーが新発売されては生産終了になっていきました。そんな中で、少しずつ時代に合わせながら変化を加え、今もなお多くのアングラーに支持されているダイワのピーナッツ。それこそが、何よりも安心して釣果を期待できる証ではないでしょうか。今までも、そしてこれからもきっと残り続ける名作ダイワのピーナッツを手に、次の休みはバス釣りに出掛けてみてはいかがでしょうか。