ブラックバスの計測ってどうしてる?
バスを釣った際、ひとつの基準となるのが全体の長さ。ただし「50アップ釣ったぜ!」と写真を見せると、「これ口空いてるから49センチじゃない?」という経験された方も少なくないはず……。
今回はそんなブラックバスの一般的な計測や、意外と使える便利なアイテムをご紹介します。
一般的に言われる正しい計測の仕方
ブラックバスは、計測の仕方によって数センチの差が出てくることも珍しくありません。地域やトーナメントでの計測などローカルルールもあり、一概にこれが正しいというものはありませんが、ここでは一般的に言われている「口閉じ尾開き」での、ブラックバスの計測方法と注意点をご紹介します。
・メジャーをしっかりと伸ばす
・平らな場所で図る
・バスの口を閉じる
・バスを真っすぐにする
・尾びれは自然に広げて、口先から尾びれの先端までを測る
計測する際の注意点
ブラックバスにとって、計測時は大きなダメージを負いかねないもの。特に大きなブラックバスが釣れた時ほど、その喜びからついつい注意することを忘れてしまいがちです。ここでは計測の際の注意点をご紹介します。
直接地面に置くのはNG!
変温動物である魚は、人の体温でもやけどをするといわれています。そんな熱に弱い魚をアスファルトに置くのは言語道断! 計測する時には、濡れた草などの上が好ましく、魚を置く場所を十分に濡らすように、また魚を触る手も十分濡らして触るよう注意しましょう。
素早く!迅速に
釣り上げたブラックバスを、ひたすら写真撮影しているアングラーを見受けることがあります。水から上げられている間、魚は呼吸が出来ません。また、体表の粘膜が渇くことによってもダメージを受けてしまいます。計測は素早く迅速に行うように注意しましょう。
計測の際の便利アイテムをご紹介!
ブラックバスを計測する時には、釣り用のメジャーを使うのが一般的。数字が大きく入っているものが分かりやすく便利でしょう。ここでは計測の際に便利なメジャーをご紹介します。
ワイドメジャー
コンパクトに折りたためて持ち運びが便利なワイドメジャー。大きく数字が表示されているものが多く、大きさが分かりやすいのがメリットです。一方で収納時の型が付いて波打ちやすいので、計測するときにはしっかりと真っ直ぐ伸ばして使う必要があります。
メジャートレイを簡単自作!
陸っぱりでは持ち運びにやや不便ですが、ボートやフローターにおいてはとても便利なメジャートレイ。メジャートレイは市販品もありますが、受け皿とメジャーステッカーで自作してみるのもおすすめです。
プランター用の受け皿にメジャーステッカーを貼り付けるだけで、自作のメジャートレイが完成です!
リリースする時の注意点
ブラックバスを釣り上げ、計測、写真に収めたら優しくリリースしてあげましょう。計測が終わった状態ではブラックバスは少なくともダメージを受けています。ここではリリースする時の注意点をご紹介します。
※リリースが認められたフィールドに限ります。
エラ呼吸を補助してあげよう
ブラックバスをリリースする時は、水に浸けてエラに水を通してあげましょう。水に入ったばかりではエラ同士がくっ付いているので、呼吸が苦しい状態です。口から水を通したり、前後に優しく動かしたりして、自力で泳ぎ出すまで待ってから離しましょう。
釣らせてもらった感謝を忘れずに
計測時だけでなく釣り上げられることだけでも、十分ダメージを受けています。素早く優しくリリースする事はもちろん、釣りという趣味を長く楽しませてもらうためにも、常にフィールドへの感謝を忘れず行動するよう心掛けしておきたいものです。
こんな事もあるので、お気を付けを……。
ブラックバスを計測していると、時には跳ねて写真を撮る前に逃げてしまうことも……。 そんなことが起きないよう、また出来るだけダメージを少なくリリースできるように素早く計測する方法や注意点を知っておくことが必要です。初心者の方も長年釣りを楽しんでいる方も今回の記事を参考にされてみてください。