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マルアジ

マルアジとマアジは別の魚?見分け方とマルアジの美味しい食べ方とは

マルアジはアジ科ムロアジ属の魚。釣りをしているとマアジと一緒に釣れてくるため、混同されがちですが、実はマアジとは別の魚なのです。マルアジの見分け方や、美味しい食べ方を紹介します。

目次

アイキャッチ出典:PIXTA

マルアジについて

マルアジ

出典:PIXTA

アジ(鯵)といえば、防波堤や漁港でのアジングやファミリーで楽しむサビキ釣りの対象魚として広く知られる魚。もう「アジとは?」などという説明は不要のメジャーな魚ですが、みなさんが釣っているアジ、実は同じように見えて種類の違うアジがいるということは知っていましたか?

沿岸沿いで釣れるアジには『マアジ』と『マルアジ』の2種類が存在しています。見た目は非常によく似ていますが、マアジは『アジ科マアジ属』でマルアジは『アジ科ムロアジ属』に分類されており、仲間分けすると別の魚なのです。

マルアジの分布・生息域

出典:PIXTA

マルアジは北は青森県から南は沖縄まで、ほぼ日本全国で見かけることができます。内湾の沿岸沿いからやや沖合に生息しており、つまりは「岸から釣れる程度の沿岸沿い」に生息していると考えて間違いありません。

ムロアジは主に外洋に面した沿岸周辺に生息していますが、マルアジの生息域はマアジとほぼ同じです。

どう違う?マルアジとマアジの見分け方

マアジとマルアジの違い

マアジとマルアジは、外見上は非常によく似ていますが、見分けるためのいくつかのポイントがあります。

(1)シルエット
マルアジはマアジと比べると若干細長い形をしています。ムロアジが細長いシルエットであることを考えると、マルアジがムロアジ属の魚であることが納得できます。

(2)体型
正面から比較したり包丁で切って断面を見比べたりすると分かりますが、マルアジはマアジと比べて丸みを帯び肉厚です。これが『マルアジ』と呼ばれる由縁だと言われています。

(3)体色、ゼイゴの位置
マルアジは地方によっては『青アジ』と呼ばれており、マアジよりもやや青緑がかった体色を持っています。また、胸びれの先端と体側にある硬い『ゼンゴ(ゼイゴとも)』が始まる位置が離れているのもマルアジの特徴です。

尾びれの手前のヒレがポイント

マアジとマルアジを見分ける一番簡単な方法は「尾びれの手前のヒレ」です。マルアジには尾びれの手前、体高が最も細くなっているあたりに『小離びれ』と呼ばれる小さなヒレがあります。シルエットや体型などは個体差によっては差がない場合もありますが、小離びれがあれば間違いなくマルアジです。

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