タマンってどんな魚?
タマンとは、ハマフエフキというフエフキダイ科の魚の別称で、沖縄をはじめとした暖かい近海の岩礁や沿岸部の砂礫底などに生息している魚です。
群れで泳ぎ、食性は甲殻類やゴカイ、貝類などを食べています。2月~11月に浅瀬に集まり産卵を行います。寿命は20年を超えることもあり、体長は最大90cm、体重5~7キロにもなると言われています。
強烈な引きとゲーム性から沖縄ではタマン釣りが人気で、たくさんのブログなどでも紹介されています。
タマン釣りの場所(ポイント)
タマンは甲殻類や貝類などの底生動物をはじめ、小型魚類も食べます。
そのため、沖縄を釣り場として選んだ場合、漁港周辺や干潮時に水深がほとんど無くなるような岩礁帯など、餌となる生き物が豊富に生息している所が狙い目です。
夜釣りの場合、光を嫌う習性があるため十分に気をつけましょう。
タマンは2月~11月に産卵のため浅瀬に来ることから、産卵ために餌を盛んに食べる8月頃と、産卵を終え体力回復のために餌を積極的に食べる5~7月がベストシーズンです。
タマン釣りの餌
タマン釣りで使用する餌はシガヤー(ウデナガカクレダコ)、イカやサンマの切り身、小さなボラやカニなど様々です。シガヤーをはじめとした多くの餌は釣具店で販売されています。
釣具店やスーパーで購入するほか、釣り場で餌を獲る方法もあります。切り身餌は短冊状に切って、ハリにつけると良いでしょう。ボラなど切り身でないものは、口先や目に針を通す一匹掛けが主流です。
餌選びに悩むかもしれませんが、はじめは扱いやすい切り身などからはじめてみるのが良いと思います。
タマン釣りの仕掛けと道具
タマン釣りの竿は長さが8フィート~10フィート程度、硬さはミディアムヘビー(MH)以上あれば力負けしません。
リールは5000~6500番程度がおすすめです仕掛けは餌釣りの場合、天秤を使った投げ釣りがもっともポピュラーです。
タマンの打ち込み(ぶっこみ)
最も一般的なタマンの釣り方は打ち込み釣りですが、三又サルカンを使うものから天秤を使うものなど様々です。オモリは30号~40号を使い、ナス型か小田原オモリが扱いやすいでしょう。
針は16号~24号で太軸のものがおすすめです。仕掛けの糸はフロロカーボンの太さ12号程度、長さ1.5~3mほどあれば大丈夫でしょう。
がまかつ 極太タマン 管付 NSB
タマンのルアー釣り
タマンという魚はルアーでも狙う事が出来ます。シンキングミノーやメタルバイブ、水深や活性によってはトップウォータープラグでも狙うことができます。
ロッドとリールはショアジギング用のものがおすすめです。ラインはPEラインの2号~3号、リーダーはフロロカーボンの40lb~60lb程度を使用しましょう。
またトップウォーターを使うのであればリーダーはナイロンの50lb~70lbくらいあると安心です。
マリア ブルースコード Cタイプ
タックルハウス K-TEN ブルーオーシャン
デュエル アダージョ105ヘビー (シンキング)
タマン釣りのロッド
タマン釣りの竿選びの基準としてミチイトの絡みづらさ、強烈な引きをいなす事のできる粘り強さ、そして操作性のよさが挙げられます。これから始める方は、専用のロッドがおすすめです。
がまかつ タマンX MH 4.5M
タマン釣りのリール
タマンとの駆け引きをより魅力的なものにしてくれるリール選びは重要です。タマンを相手にするには剛性面、そして力強い巻き取りが出来なければなりません。ギア比はハイギアもしくはエクストラハイギアがよいでしょう。
ダイワ 15 ソルティガ 6500
タマン釣りのライン
タマン釣りのラインは強度と飛距離が重要です。それを踏まえたうえで、飛距離を求めるのであればPEライン、トラブルを防ぐことに重視するにはナイロンラインがオススメです。
サンヨーナイロン VALCAN EXTRA V-500
人々を魅了する魚、それがタマン
タマンという魚はいまだ生態系などが一部解明出来ていないミステリアスな魚です。スーパーに売っているような身近なもので釣れてしまう一方、知る魚とは到底思えない引きを手軽に楽しむ事が出来ます。
是非一度、タマンフィッシングを体験して大自然の力、素晴らしさを実感してみて下さい!