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ジグミノー

ジグミノーはどんなルアー?おすすめ7選と、使い方や狙える魚

ジグミノーは、ソルトルアーゲームやトラウトフィッシングに欠かせないルアーのひとつ。名前からルアーを想像すると、ジグなのか、ミノーなのか疑問に思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。ここでは、ジグミノーの解説と、使い方などをご紹介します。

目次

アイキャッチ画像出典:釣具センター

ジグミノーとは

ジグミノーとは、メタルジグの様に飛び、ミノーの様に泳ぐルアー。「より遠くのポイントにミノーを飛ばし攻略したい」という思いによって、ミノーにジグの遠投性能を持たせるべく産み出されたとされ、ルアーメーカー各社から、様々な特徴を持った製品が発売されています。

メタルジグとの違い

メタルジグの画像
出典:PIXTA

メタルジグとジグミノーは、見た目は良く似ていますが、より魚に近いシェイプであるものがジグミノー。アクションは、メタルジグは概ねフォールを絡めたアクションで魚を寄せるのに対し、ジグミノーはリトリーブによって発生するアクションで寄せるルアーであるといえます。この特徴の違いが使い分けをするひとつのポイントとなり、使用するフィールドの水深やターゲットによって選択すると良いでしょう。

シンキングペンシルとの違い

ジグミノーとシンキングペンシルは、見た目では非常に似ている物が多く、アクションも様々な物があるため、これらの項目で明確な区別をする事は難しいところですが、一番大きな違いとしては遠投性、フォール速度、レンジキープ力。シンキングペンシルとジグミノーでは内部の構造が大きく異なり、フォール速度はジグミノーの方が速いものが多く、リトリーブの際に浮きあがりにくい特性があります。

ジグミノーで狙える魚

メタルジグ、ミノー、シンキングジグの特徴を、掛け合わせたようなルアーがジグミノー。一体どのようなターゲットを狙うのに有効なのでしょうか? また、それらターゲットはどのように狙うのでしょうか? ジグミノーが高い実績を上げている代表的なターゲットをご紹介します。

青物

ショアジギングでおなじみのターゲットである「青物」は、ジグミノーで狙える代表的なターゲットでもあります。青物は小魚の群れを追いかけ捕食することが多いためジグミノーは非常に有効なルアーのひとつといえます。逃げ惑う小魚をイメージする横の動きでの演出はメタルジグよりも有効なアピールが可能ですので、魚の反応に合わせて選択すると良いでしょう。

フラットフィッシュ

遠浅のサーフでヒラメやマゴチなど「フラットフィッシュ」を狙う釣りでは、ジグミノーは最終兵器と言われるほど有効な場合があります。水深の無いサーフではメタルジグのフォールアピールは十分に生かせず、またミノーでは遠投性に欠け、波によってはアクションもままならないことも。ジグミノーであれば波にも負けず、アピールしながら広い範囲を探ることができます。

トラウト

海の回遊を終えた「サクラマス」は、川の遡上する体力を蓄えるため、川幅の広い河口部あるいは河口近くの海に一定期間滞在します。ジグミノーは、そのサクラマスを狙う定番ルアーの一つ。川幅の広い河口部では遠投性のが求められ、且つ川の流れに負けない安定したアピール力が不可欠。それら二つを高いレベルで備えているジグミノーは定番中の定番ルアーです。

海サクラマスと同じく、海アメマスを狙う釣りにおいても、ジグミノーは外すことのできない必須ルアーです。北海道では鮭や海鱒(サクラマス、アメマス)を狙う釣りが盛んな地域。ジグミノーは鮭や海鱒を狙うためのローカルルアーでもあり、専用ジグミノーが数多く作られています。

ジグミノーおすすめ7選

ジグミノーとひとことで言っても、ミノー寄りの特徴を持った物や、ジグ寄りのもの、止水域向けのものなどがあり、様々なメーカーから多くの製品が販売されています。ここでは、誰でも使い易く実績の高いおすすめのジグミノーをいくつかご紹介いたします。
フォールからリトーリーブまで絶え間なく小魚を演じ、魚を誘う

ダイワ ソルティガ オーバーゼアー 80S

全長:80mm
自重:34g

幅広い巻き速度に対応し、海鱒から青物までしっかりと誘う

シマノ カーディフ モンスターリミテッド ウインドリップ 95S

全長:95mm
自重:28g

風を切裂く遠投性と、艶めかしいスイミングアクションが秀逸

ジップベイツ ザブラ モンスーンブレイカー

全長:115mm
自重:29g

向かい風の中でもロングキャスト可能な大型トラウト用ジグミノー

テイルウォーク ケイソン ジグミノー 85

全長:85mm 自重:18g


操作性も高く逃げ惑う魚から、瀕死の魚までリアルに再現可能

メタルジグでは探れないシャローエリアに最適

ダミキジャパン D/J ジグミノー 85

全長:85mm 自重:23g


湖等の止水域向けモデル。透明感ある自然なアクション

アングラーズリパブリック べロッソ 80

全長:80mm
自重:13g

ジグミノーの使い方

メタルジグのようでメタルジグではない、ミノーのようでミノーではない、シンキングペンシルとも似て非なるものである「ジグミノー」。正しい使い方とはどのようなものなのでしょうか? ジグミノーの一般的な使用方法についてご紹介いたします。

とにかく遠投!

ミノーでは届かないポイントを攻略するために生み出されたジグミノーは、やはり遠投することから始めるのがセオリー。遠投性を生かし広範囲を攻めることができます。近場でナブラなどが起きている場合であっても、ポイントの先にキャストし、任意のレンジに落してからポイントを通過させると見切られにくくなります。

とにかく巻く!

出典:photo AC

比重の大きいボディで浮き上がりにくいジグミノーは、早巻きに対応し易いルアーでもあります。ウォブリングやロールなど、その製品が得意とするアクションが発生する速度上限・下限を把握し、等速巻きでリトリーブする事が基本になります。あまりスローに巻くと沈んでしまいレンジキープが難しいものもあるため、巻き速度には注意が必要です。

たまにトウィッチ

イレギュラーな動きは魚の捕食スイッチを入れるテクニックの一つ。興味を持って追いかけてきた魚に隙とも思える動きを見せ、口を使わせるタイミングを与えることでバイトに持ち込みます。リーリング中は、魚が追いかけてきているイメージを常に持ち、たまにトゥイッチを入れバランスを崩してみると良いでしょう。

フィールドで投げまくろう!

出典:シマノ

遠浅のサーフなどで、ミノーでは攻めることができない距離でナブラが起きたらチャンスタイム到来。メタルジグでは沈み過ぎてしまうような場合でも、ジグミノーなら攻めることができ、且つ、メタルジグのレンジもしっかりフォロー可能です。

いいとこ取りのジグミノーを使いこなそう!

ミノー、メタルジグ、シンキングペンシルのいいとこ取りをしたかのようなルアー「ジグミノー」。どっちつかずの印象で苦手に感じる方も少なくないルアーですが、特性と理解すれば使い勝手は非常に高く、タックルボックスに一つは入れて置きたいルアーです。皆さんもぜひお気に入りの「最終兵器ジグミノー」を見つけて投げ倒してみてください。