筆者が思う「モビリオスパイク」の魅力
さて、「モビリオスパイクがどんな車であるか」ざっくりご理解いただいたところで、この車の魅力について語りたいと思います。
大きすぎず、小さすぎない。絶妙なサイズ感
車を購入する時に重視したのが、「維持費が高くならずに、釣り具もしっかり積めて、窮屈ではないこと」でした。
乗車してみると、スパイクは見た目以上に室内空間を広く感じることができます。
ミニバンほど大きくなく、また小さすぎない。
そんな絶妙なサイズ感に惹かれました。
とにかく積める!積める!積める~ぅ!!

モビリオスパイクの最大の特徴でもある、広大なラゲッジスペース。
もともと移動手段というよりは、「釣り道具」としての購入を考えていたため、この容量はとっても魅力的でした。
写真でもわかる通り、これは後部シートを起こしたままの状態。
自分で棚を設置するなど工夫はしていますが、それでもこれだけの荷物を積めてしまうんですね。
変幻自在のシートアレンジで「単身引っ越し」も可能に
スパイクは乗車する人数や使い方に合わせた、豊富なシートアレンジが魅力です。
2列目のシートは片方のみ倒すこともできるし、両方倒せばなんと段差のないフラットシートの出来上がり。
低重心でルーフの高い室内空間と合わさり、相当な荷物を積みこむことが可能です。
見出しにもある通り、筆者はこの車で単身引っ越しをしたことがあります。
なんと「冷蔵庫を縦に積む」というレジェンドを樹立
「欲しいものはすぐ欲しい」そんなタイプの人間である筆者。
一人暮らしを始めた当初、引っ越しの途中で立ち寄ったリサイクルショップで、格安の冷蔵庫を発見。
会計してから、持ち帰る手段を全く考えていなかったことに気づきました。(冷蔵庫の高さは約1m)
じつは2列目のシートはフラットになるだけでなく、写真のように起こすこともできます。
これにより、高さが確保され無事に冷蔵庫を積むことができたのです。
聞いた話ですが、スパイクユーザーの中には、バイクを積んでいる強者もいるみたいです。『余裕のある広々とした空間』が、そんな無茶をも可能にしているのかもしれません。
「これさ、釣りのために作られたんじゃね?」という使い勝手

当時ホンダからはモビリオスパイクのための、釣り用のアタッチメントや装備用品が販売されていました。
コンセプトからして、そのようなユーザー(釣り人)もターゲットにしていたのでしょう。
筆者が購入したスパイクにも、ラゲッジスペース横に、道具をぶら下げておくための収納スペースや、角度を変えることのできるライトが装備されています。
これがなんでもないようで、意外と便利。
散らかりやすい小物類や、車に積みっぱなしにしておきたい荷物って、じつは釣り人には多かったりします。
ネーミングに隠されたメッセージ
Spike(スパイク):釘など先の尖ったもの
何事にもこだわりを忘れずに尖っていたい、という意味を含ませているそうです。「いつまでも丸くなるなよ!」そんなメッセージでしょうか。
と、言いながらもスパイクは前期と後期で顔つきが一変。(左が前期、右が後期)こう見ると、一番「丸くなった」のは外ならぬスパイク自身では……。