クロアナゴの捌き方
クロアナゴは食べても美味しい魚です。一般的に流通しているマアナゴに比べると、ぬめりがあり少々水っぽいですが捌き方はマアナゴと同じなんです。
アナゴ捌きに必要な目打ちが無ければ、アイスピックなどを代用できるので専用の調理器具がなくても大丈夫です。一度コツ覚えてしまえば、意外と簡単に捌けるのでクロアナゴが手に入ったら挑戦してみましょう。
【クロアナゴの捌き方】
①クロアナゴは釣り場で後頭部付近の中骨を断ち切り活き締めにしておきましょう。生きているうちに締めておくと鮮度に差が出ます。
②持ち帰ったら、まずぬめりを丁寧に落とします。ぬめりとりを怠ると味に影響が出てしまうので注意!
③目打ち、千枚通し、アイスピック・釘などを使って目の部分に刺してまな板に固定します。
④背開きしていきます。腹側の骨が複雑になっているので、腹側は斜めに包丁を入れるとスムーズに捌けます。
⑤尾まで切り落としたら内臓を取りだして中骨に沿って筋を入れます。
⑥最後に頭側から中骨をそぎ落とし、ヒレ・頭を切り落としたらアナゴ捌きの完成です。
クロアナゴの食べ方は?
クロアナゴは大型な魚なので可食部も多く、1匹で様々な料理を作ることが可能です。かば焼きや天ぷらなどを連想するクロアナゴですが、刺身も脂が乗っていて美味。
1メートルを超えるサイズのクロアナゴはマアナゴに比べると大味なのでは?思っている方も多いかと思いますが、実はマアナゴに劣らない味なんです。船釣りをしてゲストとして釣れたら、リリースせずに持ち帰りクロアナゴ料理を作ってみてはいかがでしょうか。
刺身
クロアナゴは新鮮なうちは刺身がおすすめ!内蔵周りの腹部分は骨が少なく刺身にして食べることができます。アナゴを刺身で食べたことがないなんて人も多いと思いますが、脂がのり癖のない上質の白身は美味!
刺身のままでも美味しく頂けますが、皮を焼いて焼き霜造りにしても美味しいですよ。
唐揚げ
上質で淡白な白身のクロアナゴは唐揚げもおすすめです。骨切りしてから、ご家庭で作っているお好みの味付けをして脂で揚げるだけの簡単工程。
癖のない白身なので、ニンニク・ショウガ・調味料などを控えめでもいいかもしれませんね!アレンジで竜田揚げ風や天ぷらなどもあるので様々な揚げ物にチャレンジしてみてください。
湯引き
さっぱり食べるには湯引きがおすすめです。捌いたアナゴの皮を引き、2~3ミリほどの間隔で骨切りし熱湯をかけて白くなったら氷水で締めて完成。梅ペーストなどのタレに付けて食べると絶品です。
アレンジレシピとして、しゃぶしゃぶや鍋の具材にしてもいいかもしれませんね!
かば焼き
アナゴと言ったらかば焼きですね!クロアナゴでもマアナゴと劣らず味なので、かば焼きは是非チャレンジして頂きたい一品。骨切りした切り身に串打ちをして、甘めに仕上げたタレ(市販タレやうなぎのタレでも可)で焼き上げます。
ガスコンロの魚焼きグリルもいいのですが、七輪や炭火焼きで焼く焼きやすく雰囲気も出ます。
クロアナゴの釣り・料理を堪能しよう!
クロアナゴは1メートルを超えるモンスターアナゴ!スーパーや鮮魚店では見かけることが少なく、見たことがない方がほとんどではないでしょうか。
しかし、東京湾では主役と言ってもいいほど人気ターゲット。寿司ネタや天ぷらのネタとしても使われているマアナゴ同様に美味なので、釣れた際には両手を挙げて持ち帰って食べてみましょう!