余談。初代アンタレスの中古品買う際にチェックしたいこと
最後に初代アンタレスを購入する際の、ワンポイントアドバイスを記しておきたいと思います。気になる方は、中古品を探す際の参考にしてください。
※お店によりルールが異なります。チェックの際は店員の方に一言断りを入れてください。また、以下のチェックを無理に行うと故障する場合もあるため、充分に気を付け自己責任の上でお願いします。
1.ドラグはきちんと効くか
いくら頑丈に作られたアンタレスとは言え、約20年前のリール。ドラグ力が弱っていることもしばしば。可能であればドラグを絞めた状態でスプールに親指を当て、ハンドルを回転させてみましょう。ロックした状態でスプールが滑ってしまう場合は、注意が必要です。
2.クラッチのバネは弱っていないか
クラッチを押してしっかりとした音が鳴るかどうか、勝手にクラッチが跳ね返ることはないかをチェックしましょう。切れない場合は中のバネが弱っていることも考えられます。
3.スプールを回転時に異音はないか
ハンドルを回し、クラッチを切ってみましょう。その際、異音が鳴らなければOK。俗に言う「シャーシャー音」がする場合は要注意。本来のアンタレスは静粛性にも優れているため、大きな回転音がすることは少ないです。
4.スプールエッジの腐食に注意
マグネシウム素材ゆえに、スプールエッジに腐食が見られることがあります。薄いゴールドがはがれ、黒い下地が見えている場合は避けた方が無難です。
5.ハンドルを回してゴリ感はないか
ハンドルを回転させたときに発生するゴリ感は、ギアの痛みやベアリングの劣化など、様々な症状を抱えている場合があります。なるべく、シルキーな巻き心地を維持している機種を探しましょう。
時代は変わってもアンタレスはアンタレス
今回は初代アンタレスについて、とことん語ってみました。アンタレスは初代の発売以降、その姿を少しずつ変えながらも、最新技術をまとい進化を続けています。
今後もシマノベイトリールのフラッグシップモデルとして、多くのアングラーに愛されていくことでしょう。
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