TNトリゴンについて
TNトリゴンは、ジャッカルの人気バイブレーション「TN」シリーズのヘビーウエイトモデル。タングステンウエイトがアゴから飛び出すユニークな見た目ですが、遠投やディープ攻略に特化されています。
晩秋から初冬にかけて水温の低下とともにバスの活性も低下し、積極的にシャローにベイトを求めて回遊することが少なくなります。また個体ごとに適水温を求めてボトム付近やディープエリアで越冬状態に入ります。
冬の特有のこういった状況では、TNトリゴンのような遠投能力の高いルアーで、ボトム付近の深い層をリフト&フォールで攻めるのが有効になってきます。
TNトリゴン50
TNトリゴン50は全長52ミリ、自重11.2グラム。フロントフックは#8、リアに#10のショートシャンクトレブルフックを搭載したモデルです。
低重心化されたウェイト配置で飛行姿勢が安定しており、抜群の飛距離とスナッグレス性能があります。広範囲に散ったバス、ディープエリアからミドルレンジに潜むバスをサーチするのにオススメです。
バスだけでなく、ソルトのチニングゲームに使っても面白いのではないかと思います。
TNトリゴン60
TNトリゴン60は全長60ミリ、自重18.5グラム。フロントフックは#6、リアに#8のショートシャンクトレブルフックを搭載したモデルです。
TNトリゴン50より深い層を広範囲にサーチするのに適し、ML~Mクラスのバスロッドでキャストしやすいサイズです。バスだけでなく、ソルトの小型青物狙い、太刀魚狙いなどに使っても面白いでしょう。
TNトリゴン70
TNトリゴン70は全長60ミリ、自重31.5グラム。フロントフックは#4、リアに#6のショートシャンクトレブルフックを搭載したモデルです。
1オンスを超えるウェイトを活かした超ロングキャストや、バーチカルなディープエリア攻略でランカーバスを獲るのに適しています。異次元の飛距離を体感するならTNトリゴン70はイチオシのバイブレーションでしょう。
バス以外にも、ショアジギングや沖の潮目につくシーバスを狙いにも使えるモデルです。
TNトリゴンの使い方
TNトリゴンは樹脂製バイブ、メタルバイブのいいとこどりのルアーです。シンカーをアゴ部分にオフセットすることでウェイトを稼いだことにより、飛距離が抜群で沈下が速くなります。
また、シンカー部分を起点に45度に近い角度の姿勢で安定するため、沈下の途中でフックが絡む「エビ」の状態や根掛かりを低減します。
こうした特徴を活かし、冬場のタフなフィールドのディープエリアのボトムを効率的に攻めることが可能になります。
ただ巻き
ジャッカルのTNシリーズのオリジナルモデルで快適にリトリーブできるのは約2.5m前後の水深ですが、トリゴンは約4~5mのディープレンジも快適に探ることができます。
さらにラインを細くしたりフロロラインを使えば、スローリトリーブで水深8mといったボトムに近いレンジをサーチ可能。これまで縦の動きでしか攻めきれなかったエリアも横の動きで攻略することもできます。
リフト&フォール
リフト&フォールでもTNトリゴンのヘビーウエイトが活かし、素早いフォールでリアクションバイトを誘いやすくできます。
TNトリゴンの特徴である下あご部分のオフセットシンカーは、ボトムで45~60度の尻上がり姿勢で安定するように設計されているため、根掛かりのリスクを低減し、上から落ちてくるものをバイトする際にフッキングしやすい姿勢がキープされるのもポイントです。
TNトリゴンで冬のバスを直撃!
TNトリゴンは抜群の飛距離とディープエリア攻略に適したバイブレーションです。圧倒的なウエイトでキャストが楽しく、ディープエリアに逃れた冬のバスを直撃するのに最適です。
寒くてモチベーションが下がりがちな冬のバスフィッシングをホットに楽しむなら、要チェックのルアーですね!