【飲ませ釣り(泳がせ釣り)の仕掛け】基本の3つをイラストで解説!

2019/06/19 更新

飲ませ釣り(泳がせ釣り)の仕掛けを図解で分かりやすく解説!アジなどをエサに大物を狙う飲ませ釣りには、堤防や船釣り向きなど3種類が基本となります。今回は“ウキ釣り、エレベーター仕掛け、船からの泳がせ仕掛け”をご紹介します。


アイキャッチ画像出典:釣具のポイント

飲ませ釣り(泳がせ釣り)とは

泳がせ釣りの仕掛けにエサをセット 飲ませ釣りはアジなどをエサにして堤防や船から簡単に大物が狙える釣りです。

泳がせ釣りとも言われ、エサとなるアジなどをいかに魅力的にフィッシュイーターにアピールするかが釣果の鍵となります。

エサとなるアジなどは現地でサビキで釣ったり、船宿に用意してもらったりした活きの良いものを使います。
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中層を狙う飲ませ釣り「ウキ釣り仕掛け」

飲ませ釣り ウキ釣り仕掛け
画像製作:TSURI HACK編集部
中層を狙うのに適したのがウキを使った飲ませ釣りの仕掛けです。スズキや青物といった中層を泳ぐフィッシュイーターを狙うのに適しています。

タックルの強さや針のサイズは狙う対象魚によって変えていくようにしましょう。

竿

ウキ釣り仕掛けの竿は、磯竿の2~3号、長さは4.5メートル程度がおすすめです。

この程度の硬さと長さがあることで、仕掛けをしっかり遠投でき、大物が掛かっても安心してやり取り出来ます。

投げる時にはエサを含めた仕掛け全体に重さがあること、またエサが外れないようにするため、ゆっくりとした動作で投げるようにしましょう。

リール

ウキ釣り仕掛けには中型スピニングリールを使いましょう。

大きさは3000~4000番のものが適しています。この程度の大きさがあれば十分な巻き上げの力がありますので、仕掛けの回収や大物とのやり取りが行いやすくなります。

ボディやギアが頑丈なリールを選んでおくと安心です。

道糸

道糸はナイロン3号を基準にしてみましょう。リールには最低でも150メートル、青物狙いの場合は200メートル巻いておくのが安心です。大物がヒットして一気に走られて、糸が足りなくなってしまったなんてことが無いように、リールには余裕を持った量を巻いておきましょう。

ウキ止め

ウキ止めは仕掛けのタナ(水深)を決める役割があります。

ウキ止めは道糸の太さに合わせた大きさのものを選びましょう。ウキ止めには編み糸とゴムのタイプがありますが、編み糸は緩んだ時に再度締め込みが出来ること、ゴムは初心者でも道糸に取り付けやすいことがメリットです。

シモリ玉

シモリ玉はウキ止めとウキの間に入れて使う釣具です。

シモリ玉があることでウキ止めが止まり、仕掛けを狙いのタナ(水深)でキープでき、アタリがあればウキが沈むようになります。

シモリ玉もウキ止めと同じく、道糸の太さに合わせた大きさを選ぶようにしてください。

円錐ウキ

ウキ釣り仕掛けでは円錐ウキを使うのが基本です。

ただし、浮力が弱すぎるとエサが泳いだ時に沈んでしまい、アタリが判断出来なかったり、時にはエサが岩や海藻に潜り込んだりしてしまうことがあります。

エサの大きさや潮の流れる速さによって、5Bから3号程度までの浮力の円錐ウキを使い分けてみましょう。

からまん棒

からまん棒はウキストッパーの役割を持ち、仕掛けを絡みにくくしてくれるアイテムです。

使い方はウキの下側にからまん棒のゴム2つを通し、ストッパーとなる棒を差し込むだけ。泳がせ釣りでは使用するウキが大きなため、からまん棒のサイズも大きめを選びましょう。

ガン玉

ガン玉はウキの浮力と合わせていくのが基本です。

ウキの浮力が5Bであれば、ガン玉も5Bを付けます。ただし、泳がせ釣りの場合はウキの余浮力が小さいとエサが泳いだ時にウキが沈むこともありますので、そのような場合はガン玉の重さを軽くして調整してみてください。

サルカン

サルカンは道糸とハリスをつなぎ、糸ヨレを防いでくれるアイテム。

道糸とハリスは直接結束することも出来ますが、泳がせ釣りでは仕掛けを回収する時にエサが回転して糸ヨレが発生しやすいのでサルカンを使っておくことをおすすめします。

大きさは10号前後を使ってみてください。

ハリス

ハリスの太さは対象魚によって2~3号を使い分けます。

ハリスの太さは最大で道糸と同じ太さまでとしておきましょう。素材は大物にエサを飲まれても切られにくいフロロカーボンがおすすめです。

ウキ釣り仕掛けで使う針は、伊勢尼10~12号、チヌ針4~5号がおすすめです。

針はエサが大きければ大きめ、小さければ小さめを使います。細軸や小さすぎる針では、大物が掛かった時に伸ばされたり折られたりしてしまうので注意してください。

ブレが少なく違和感なくエサを飲ませられる
ITEM
釣研 ゼクト L

入水抵抗が少なく浮き上がりにくい形状のため食い込みが良いように感じる。同じ形状で様々なサイズがあるのも良い。


ウキ釣りには欠かせないテーパー式シモリ玉
ITEM
セイコー テーパー式シモリ玉 小

誰でも針が結びやすい管付き針


飲ませ釣り「エレベーター仕掛け」

飲ませ釣り エレベーター仕掛け
画像製作:TSURI HACK編集部
オモリだけを先に投げ入れた後にラインにスナップを掛けてアジを送り込んでいくのがエレベーター仕掛けです。

中層から底付近を狙うのに適していて、ロックフィッシュやフラットフィッシュを狙いやすい仕掛けです。

アジに着水の強い衝撃が加わらず、自由度も高いのでエサ持ちが良いのが特徴です。

竿

エレベーター仕掛けでは使用するオモリが15~30号程度と重いため、磯竿3号を基準にしてみてください。

長さは4.5~5.3メートルあると、ゆっくりとした動作でも仕掛けを遠投しやすいです。モデル名に「遠投」と入っているモデルもパワーがありおすすめです。

リール

リールは3000~4000番の中型スピニングリールを使います。

使用する道糸がウキ釣り仕掛けよりも太くなるので、糸巻量が多いモデルを選びましょう。1~2万円程度のミドルクラスのリールで、剛性に優れ巻き上げしやすいものがエレベーター仕掛けではおすすめです。

道糸

エレベーター仕掛けの道糸はPE3~4号、もしくはナイロン3~5号を選んでみてください。

初心者はトラブルが少なく扱いやすいナイロン、中~上級者は遠投しやすいPEを選んでみるとよいでしょう。リールには150~200メートル巻いておきましょう。

スナップサルカン&サルカン

スナップサルカンは、エサを付けたハリスを道糸に掛けていくためのアイテムです。

スナップサルカンの大きさは、道糸と捨糸をつなぐサルカンで引っ掛かって止まる大きさを選んでください。

ハリス

ハリスはフロロカーボンの2~2.5号がおすすめ。

エレベーター仕掛けでは中層~底付近を狙うため、根掛かりした際にハリスから切れる太さとすることで、道糸の高切れを防ぐことが出来ます。ハリスの長さは1メートル程度がおすすめです。

エレベーター仕掛けの針は、チヌ針4~5号がおすすめ。

ロックフィッシュやフラットフィッシュにエサをしっかりと飲み込ませやすい針を選びましょう。

捨糸

捨糸はオモリが根掛かりしてしまった際に、スイベルより上のハリスや道糸で切れないようにする役割があります。

太さは道糸よりも細い2号程度としておきましょう。

オモリ

エレベーター仕掛けのオモリにはナス型や六角型のものを使います。

重さは釣り場の水深や潮の速さによって15~30号を使い分けてみてください。

多魚種を狙えるエレベーター仕掛け専用針
ITEM
マルフジ R-172 ノマセ獲リエレベーター M

使いやすいスタンダードな六角オモリ
ITEM
第一精工 パックオモリ六角型 15号

船から狙う飲ませ釣り「泳がせ仕掛け」

飲ませ釣り 泳がせ仕掛け
画像製作:TSURI HACK編集部
船から狙う飲ませ釣りの仕掛けは、底から一定距離離れた位置にエサを泳がせることでアピールしやすくしましょう。

フラットフィッシュやロックフィッシュ、青物まで狙っていくことが出来る仕掛けです。船からの釣りは乗合となることが多いので、オモリの重さを調整して他の釣り人と仕掛けが絡まないように注意しましょう。

竿

船からの泳がせ釣りでは、長さ2~3メートル程度の竿を使います。錘負荷は80~100号程度となっているものを選びましょう。

調子は大物の引きを受け止めてやりとりしやすい7:3~6:4程度の胴調子モデルがおすすめです。

リール

巻き上げが楽に行える中型電動リールの使用をおすすめしたい船からの泳がせ釣り。

ダイワだと400番、シマノだと1000番程度が泳がせ釣りで使う道糸に適したサイズとなっています。

道糸

道糸は強度に優れたPEラインが基本。太さは3~4号あれば十分です。

水深は電動リールの表示でも確認出来ますが、マーキング付きPEラインを使っておけば、仕掛けを巻き上げたり沈めたりする際にタイミングが確認しやすいです。

先糸

強度に優れているPEラインですが、金属には直接結びにくく、また急激なショックを吸収しきれないデメリットがあります。

そのデメリットを補うのが先糸です。先糸はフロロ8号程度を1.5~3メートルほど結束しておくとよいでしょう。

ハリス

ハリスはフロロの7号程度がおすすめ。先糸よりも1ランク強度を下げた太さを選びましょう。

ハリスの長さは1~1.5メートルを基準としてみてください。魚の食いが良い時は短く、悪い時は長くするのが基本です。

青物や大型根魚などが対象となるので、針は大きく強度のあるものを使用します。基本は丸セイゴ、大きさは18号程度が基準となります。

平打ちで強度アップを図ったり、ヒネリを入れて針掛かりの向上を図ったりしたものがありますので、自分好みの針を見つけてみてください。

サルカン&捨糸

船からの泳がせ釣り仕掛けには三又サルカンを使います。

大きさは10号程度あれば強度面は十分です。捨糸は5号程度を使い、根掛かりした際、先糸や道糸で切れないようにしておきましょう。

オモリ

深場を狙う船からの泳がせ釣りでは、80~100号のオモリが基本となります。

乗合船では使用するオモリを船内で統一することが多いため、複数の重さ違いのオモリを準備していきましょう。

チワワ式でセットから取り込みまでしやすい
ITEM
ダイワ 快適ヒラメ 移動式仕掛 SS トリプル

サクサスフックは掛りが良い。ちちわ連結は便利でした。


太ハリス採用で大物とのファイトも安心
ITEM
がまかつ 大物泳ガセ仕掛 FD156 15号-ハリス14

神津島マハタ狙いの市販仕掛はほとんど売っていない状態なので自作していました。本製品は多分関西向けなんだと思いますがマハタにピッタリです。入手出来て助かりました。


船からの飲ませ釣りにも十分な強度
ITEM
NTスイベル P入りトリプルサルカンC

船からの釣りで使いやすい大容量パック

泳がせ釣りで使うエサの種類

泳がせ釣りで使うエサの種類は様々。それぞれの特徴を知り、釣果アップにつなげていきましょう。ここでは代表的な4種類をご紹介します。

アジ

アジの画像
出典:PhotoAC
アジは泳がせ釣りの最も代表的なエサ。釣り場で釣って調達する他、釣具店で販売してあるところもあるので手に入れやすいです。

魚種を問わず青物からフラットフィッシュ、根魚まで何でも狙いやすいエサとなっています。

イワシ

イワシの画像
出典:PhotoAC
ヒラメや根魚狙いでよく使われるイワシ。

アジと同じく泳がせ釣りを代表するエサで、釣り場で釣ったりしたり、船宿で用意してもらったりしたものを使います。

イワシは他のエサよりも弱りやすいため、手際よく針に付けるようにしましょう。

シロギス

シロギス
出典:PIXTA
シロギスはマゴチ狙いでよく使われるエサです。

底が生息域のシロギスは、他のエサよりも浮き上がってきにくい特徴があります。釣具店等で販売されていることは少ないので、ちょい投げや投げ釣りで釣って調達しましょう。

イカ

アオリイカの画像
出典:PIXTA
イカは大物狙いで好んで使われるエサです。特に船からの青物や根魚狙いでよく使われていて、船宿で準備してもらったものを使うことが多いです。

身が柔らかく針から外れてしまうこともあるので、仕掛けを落とし込んでいく際はゆっくり丁寧に落とし込んでいきましょう。

飲ませ釣りの仕掛けをおさらい!

飲ませ釣り仕掛けで釣れた青物 飲ませ釣りは狙う魚に適した仕掛けやタックルを選んでいくことで、より釣果が得やすくなります。

ヒットした魚を逃さないためにも強めの仕掛けを組んで釣りをすることがおすすめです。仕掛け自体はシンプルなので、まずは一度チャレンジしてみてはいかがでしょうか。

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