八郎潟とは
八郎潟とは、秋田県男鹿半島にある湖。八郎潟調整池、東部承水路、西部承水路の三つの水域に分かれています。以前は琵琶湖に次ぐ大きさを誇っていましたが、埋め立てを行ったことにより水域は減少してしまいました。ショアラインの長さは、現在でも日本最高クラスのフィールド規模です。
八郎潟のオカッパリは東部がおすすめ!
オカッパリで行くなら、東部承水路がおすすめです。足元が護岸で整備されている場所が多く、西部承水路に比べて足場がいいためです。護岸の沖側に広がるハードボトム(ゴロタ石)を、テンポよく探ることが、バスをキャッチする近道となります。
八郎潟の主なストラクチャー
八郎潟は典型的なシャローフラットレイク(地形に変化が少なく、水深が浅い)。岸際に点在するストラクチャーを釣ることが、王道の攻め方です。ここでは、代表的な三つのストラクチャーについて解説します。
アシ際を手返し良く探ろう
八郎潟の岸際は、そのほとんどをアシで覆われています。しかし、どこにでもバスがいるわけではありません。「凹みなのか、出っ張りなのか?」「際にいるのか、少し離れたブレイクにいるのか?」など…当日の魚のポジションを、見極める必要があります。
ゴロタ場はフィーディングエリア
ゴロタ石は、八郎潟の代名詞的ストラクチャー。アシと同じく広大に広がっているため、クランクベイトや、スピナーベイトでテンポよく探りましょう。バスの活性が高い、朝夕のマズメ時にはトップウォーターで表層を探ってみるのもおすすめです。
水門・橋脚も見逃さずにチェック
アシやゴロタ石を攻略することが、八郎潟ではメインの釣り方。それゆえに、アングラーからのプレッシャーが高いことも事実です。そんな時は、水門や橋脚などの「人工ストラクチャー」も忘れずに探ってみましょう。水が動いている水門周りは、濁りが入った時などに有望なスポットです。
八郎潟のおかっぱりスポット
八郎潟でおかっぱりが楽しめる場所をご紹介します。岸からエントリーできる場所が少ないため、流入河川や、橋脚、水門周りをメインに攻めてみましょう。くれぐれも、周辺住民の迷惑にならないよう、駐車場所には気をつけてください!
馬場目川河口
馬場目川は、アシとゴロタ石が広がるポイント。河口域は川から流れてくるエサとなるベイトが集まりやすく、格好のフィーディングスポットとなります。スピナーベイトやクランクベイト、トップウォーターなどを駆使して、効率よくバスをキャッチしましょう。
妹川河口
流れの効いた妹川河口域。水深の変化があり、バスの回遊エリアとなっています。隣を流れる「豊川」までの護岸が、主なストラクチャーです。ここでも馬場目川と同じく、ファーストムービング系ルアーが活躍します。
豊川河口
八郎潟の中でも、比較的水深の深いエリアと言える豊川河口。足元から水深2~3メートル、緩やかなブレイクを形成してます。岸と並行にキャストを繰り返し、手早く探りましょう。
天王東排水場
天王東排水場は、ボトムの地形変化に富んだポイント。水深1~3メートルと起伏があり、目に見えないゴロタ石やテトラなどにバスが潜んでいます。シャロー側はバスのスポーニングエリアになっているため、春に実績の高いエリアです。
八郎潟で有効なルアー
八郎潟で実績の高いルアーをご紹介!広大に広がるリップラップや、アシを攻略するためには、ファーストムービングルアーが欠かせません。また、ここぞというスポットはワームを使い、じっくりと攻めてみましょう。
クランクベイト
クランクベイトは八郎潟のストラクチャーと相性のいいルアーです。ゴロタ石などの障害物を、リップと浮力で回避します。中層を泳がせたり、ボトムノッキングをさせたりと、使い方の幅が広いのも魅力。魚のレンジに合わせ、最適なモデルをチョイスしましょう!
■高い基本性能で人気のクランクベイト
スピナーベイト
ウィードレス性能の高いスピナーベイトは、アシ際を攻略するのに最適なルアー。引くレンジを自由に調整できるため、幅広い水深にマッチします。クランクベイトとうまく使い分けることで、様々なストラクチャーを攻略できます。
■スピナーベイトの王道
フロッグ
八郎潟のアシ際をストレスなく攻略するなら、フロッグがおすすめです。ウィードレス性能が高く、込み入ったカバーにも投げることができます。根がかりを恐れず、タイトなアプローチでバスの水面バイトを誘いましょう!
■誰でもイージー・ドッグウォーク!
高比重ワーム
高比重ワームのノーシンカーは、アシ際攻略のフォローベイトとしておすすめ。ゆらゆらと落ちる姿で、無防備なエビを演出します。とくにアフタースポーン(産卵後)で、魚が浅いレンジに浮いている時などに活躍するルアーです。
■バックスライド系の代名詞!超定番ワームです!
ストレートワーム(ネコリグ)
ネコリグは、食わせの最終手段として用意しておきましょう。八郎潟のストラクチャーと相性が良く、ウィードレスフックを使うことで、カバーに潜むバスを丁寧に誘うことができます。天候などの急激な変化があり、バイトが遠のいた時などに試してみたいルアーです。
■自発的に動く唯一無二のワーム
もっと楽しむならボートもおすすめ
いかがでしたでしょうか?今回はおかっぱりポイントをメインに取り上げてみました。岸からの釣りも魅力的ですが、ボートからアプローチすることで、さらにキャッチできるバスが増えるかもしれません。また、初めて挑む場合には、ガイドサービスを利用するのもおすすめです。みなさんも、パワフルなハチローバスとの駆け引きを楽しんでください!