ヒガンフグとは

分布・生息域

※標準和名で「アカメフグ」は別種で存在します。
特徴

生態
ヒガンフグは春の彼岸の時期になると、沿岸部の砂浜やゴロタ場で産卵を行います。この時期を過ぎた後の個体は味が落ちるため、時期によっては市場に出回る事が少なくなります。ヒガンフグの毒性と部位

【注意!】フグを判別するのは素人では難しいので、必ずフグ調理師免許を有する人に判別してもらい、調理してもらいましょう。
ヒガンフグの部位
ヒガンフグは主に内臓に毒を持っています。肝臓と卵巣は猛毒、皮膚と腸は強毒、精巣は弱毒とされています。食べられるのは筋肉部分のみとなっています。【注意!】岩手県、宮城県で漁獲された個体は毒性が強く食用不可に指定されています。
ヒガンフグの旬と価格とは
ヒガンフグは春の彼岸の頃に良く取れることが名前の由来とされています。旬は冬から春にかけてで、釣りのシーズンもその時期となります。10月から3月にかけて、浅い岩礁帯で専用仕掛けを使いエサで船から狙うのが一般的となっています。トラフグの次に高価なヒガンフグ
ヒガンフグの味はトラフグにも引けを取らないほど美味しいと言われています。トラフグよりも比較的安価にその食味をを楽しめる為、下関をはじめ、各地で人気の高いフグです。ヒガンフグのカットウ釣り

竿
ヒガンフグのカットウ釣りでは長さ1.8メートル程度までの竿を使うのがおすすめです。調子は先調子が良く、繊細なアタリを取りつつ、しっかりと力のある胴で針を引っ掛けることが出来る竿を選んで使ってみましょう。しなやかな穂先のカットウ釣り専用ロッド
リール
リールは小型の両軸リールを使うのがおすすめです。ハンドル1回転あたりの巻き取りが多いもの(ハイギアモデル)がおすすめです。ラインはPEライン1号を基本としておくと大型がヒットした時でも安心です。タナ取りスイッチが付いた低価格帯リール
アブガルシア アンバサダー レッドマックス船
ギア比:7.1:1
自重:229g
最大ドラグ力:6.8kg
巻取り長さ:78cm
PE糸巻量(号-m):1-200
自重:229g
最大ドラグ力:6.8kg
巻取り長さ:78cm
PE糸巻量(号-m):1-200
安い・小さい・軽い、でも巻き上げは楽ちんです。
出典: Amazon
仕掛け
仕掛けはカットウ釣り専用のものを使います。カットウ釣り専用の仕掛けの特徴はオモリが上にあり、その下にカットウ針が付いていることです。オモリの部分に寄せるためのエサを付けるものが一般的です。好みによって食わせ針を付けるのも良いでしょう。速く沈んで掛かり抜群の専用仕掛け
基本的な釣り方
ヒガンフグのカットウ釣りでは、アオヤギ等の貝餌を使用します。釣り方は、底まで仕掛けを沈めて、エサをヒガンフグに見つけてもらえるように竿を上下に動かして誘ってみましょう。フグのアタリは小さいので、小さなアタリをいかに取れるかが釣果を左右します。アワセは竿を持ち上げるように入れるのがコツとなります。ヒガンフグの美味しい料理
ヒガンフグの身は透明感があり非常に美味しいものですが、テトロドトキシン毒性があるため、必ずフグ調理師免許を持つ方に捌いてもらいましょう。相乗り船の船長はフグ調理師免許を持っていることも多いので、対応できるかどうか確認してみましょう。薄造り

ちり鍋
ヒガンフグの身が適度にしまって食べられるのがちり鍋です。ヒガンフグの身のぶつ切りをわけぎと一緒に、昆布だしや酒、塩といったシンプルな味付けで煮込み、ポン酢で食べると絶品です。味噌汁
