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【異次元の吸引力】ランカーを吸い寄せる“あのルアー”、当然ご存知ですよね?

【異次元の吸引力】ランカーを吸い寄せる“あのルアー”、当然ご存知ですよね?

秋はビッグベイトシーバスのハイシーズン。

マングローブスタジオのビッグバンディットは、強烈なフラッシングと滑らかなダートアクション、高いチューニング性能で多くのアングラーを魅了しています。

この記事では、ビッグバンディットの特徴や使い方、実釣での効果的なセッティング方法を詳しく解説します。

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目次

神ルアー・ビッグバンディットを語りたい。

季節はすっかり秋。

いよいよビッグベイトシーバスの本番シーズンがやってきました。

各地から上がる釣果報告に、指をくわえてソワソワしている筆者です。

そんな中で今回は、これからビッグベイトシーバスに挑戦する方にぜひ手に取ってほしい一本をご紹介します。

その名も──ビッグバンディット

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このルアー、本当によく釣れるんです。

ビッグバンディットの特徴

おもにソルトウォーターのルアーを手掛けるルアーメーカー、マングローブスタジオから発売されているビッグバンディット。

全長195mm、重量77g(スローフローティングモデルは88g)というボリューム感。

個性的な扁平フォルムが印象的です。

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初めて近所の釣具店で見かけた時、思わず「なにこれ?こんなので本当に釣れるの?」と仲間と笑い合ったのを、今でもよく覚えています。

軽快なダートアクション

このルアーの魅力は、なんといってもその独特な形状が生み出す、軽快なダートアクションにあります。

リーリングと、ロッドを下に押し込むような操作をリズミカルに同時に行うと、スイーッ、スイーッと左右に大きくダート。

初めて使う人は、そのダート幅の広さにきっと驚くはずです。

「このサイズ感で、こんなにキレのある動きすんの!?」と。

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筆者も初めてこのルアーを投げた時、まさにその反応でした(笑)

大きなフラットサイド

扁平な形状ゆえ、側面が大きく光を受けやすいのが特徴です。

ビッグバンディットは基本的にジャークで使うルアーですが、このワイドなフラットサイドがギラリと光を反射し、強烈なフラッシングを生みます。

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その強烈なフラッシングこそが、スズキを惹きつける大きな要因になっていると筆者は感じています。

ほぼ水平、若干頭上がりの浮き姿勢

浮き姿勢はほぼ水平で、わずかに頭上がり。

背中の一部だけが水面に出る状態になります。

フローティングタイプではありますが、ボディ全体が浮き上がるわけではないため、「トップウォータープラグ」と呼ぶには少し微妙な立ち位置です。

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なお、画像のバンディットは若干頭下がりになるようウェイトチューンを施しているため、純正状態ではもう少し頭側が上がるかもしれません。

ビッグバンディットの長所

ビッグバンディットの魅力は、なんといっても魚の反応の多さ、操作の楽しさ、そしてアングラー自身のチューンで性能を広げられる懐の深さにあります。

ここからは、筆者が感じたその“おもしろさ”をもう少し掘り下げていきます。

スライド幅の広さと、長い滑走時間

ビッグバンディットは、ジャーク時のスライド幅がとにかく広い。

スイーッ、スイーッと左右へ飛んで、シーバスを煽りまくります。

シーバスはこの横っ飛びアクションに反応が非常に良く、しっかりとダート幅を出せれば、それだけバイトを誘発しやすくなります。

さらに、横に滑走する時間が長いため、アクションを止めた瞬間、惰性で動く間に“食わせの間”を作りやすいのも大きな強み。

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「ここで食わせる!」という意図的なアクション切り替えが決まった瞬間の“狙って釣った感”──

これがまた最高に楽しいルアーです。

とにかく高いアピール力

先ほども触れたこの大きなフラットサイド。

ジャークを入れるたびに「ギランッ、ギランッ」と強烈に光を反射し、水中で圧倒的な存在感を放ちます。

スイーッスイーッと水を切るように泳ぐため、水押し自体はそれほど強くありませんが、視覚的なアピールは抜群。

そのワイドなスライド幅と相まって、離れたレンジにいるやる気のあるシーバスまでしっかり引っ張り上げてきます。

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実際、トップには反応しなかった魚が、バンディットに替えた瞬間にワラワラと浮いてくる──そんな場面も珍しくありません。

たまに出るエラーアクション

スイーッスイーッとビッグバンディットを操作していると、時おり水面直下を泳いでいたルアーが「ジャボッ!」と勢いよく飛び出すことがあります。

本来は水面直下でテンポ良く飛ばすのが理想ですが、この“エラーアクション”が発生した瞬間に、なぜかシーバスのスイッチが入ることが多い。

通常のシーバスルアーや青物ルアーにも、一定速度を超えるとアクションが一瞬破綻する“千鳥アクション”と呼ばれる現象がありますが、それに近いイメージです。

意図せず起きる動きではあるものの、筆者はむしろここに釣れる理由があると感じています。

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「あっ、今エラーした」と思った直後に──ズンッ! っとバイトが走るあの瞬間。たまらないんだよなぁ。

自分好みにチューンして遊べる拡張性

ビッグバンディットは、純正のままでももちろん使えます。

ただ、タックルセッティングや操作次第では、思うようにダートが出なかったり、せっかくのバイトを弾いてしまうことも。

そこで、板オモリやTGグレネードシンカーで浮き姿勢を微調整したり、フックシステムを工夫することで、自分の手に馴染む“釣れるバンディット”へと仕上げていくわけです。

その試行錯誤の末に辿り着いた自分なりのチューンで釣れた一本は、本当に格別

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もうね、「改造」とか「チューン」とか。たまらないよね。男の子だもん。

ビッグバンディットの短所

ここまで読んでいただいてわかる通り、ビッグバンディットは少しクセのあるルアーです。

ここからは、「こういう状況ではちょっと使いにくいかも?」というポイントをお伝えしていきます。

綺麗なダートアクションを出すのに少しだけ時間がかかる

最初のうちは、思うように左右へ綺麗なダートを出せなかったり、フックがリーダーを拾って“エビる”こともあるでしょう。

これはアクション時の入力が合っていなかったり、ウェイトチューンがまだ決まっていないことが原因です。

ビッグベイトに慣れていない方ほど、最初はこのあたりで苦戦すると思います。

エビりを少しでも抑えるためのポイントは、ラインテンションを完全に弛ませないこと。

常にほんの少しテンションを掛けた状態をキープする意識が大切。これだけでもトラブルはかなり減ります。

とはいえ、テンションを掛けすぎると今度はダートが綺麗に出ません。

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あくまで“軽く張る”くらいの感覚で──その“ちょうどいいテンション”を見つけるのも、このルアーの楽しさのひとつです。

飛距離はそんなに出る方ではない

左右にスイーッスイーッと軽やかに飛ぶバンディットくんですが、最近のビッグベイトたちと比べると、キャスト時の飛距離はそこまで伸びません。

ボートなら風下に向かって投げれば問題なし。

しっかり飛んでくれますが、おかっぱりでは風の影響をモロに受けることもあります。

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とくに横風にはめっぽう弱い……。

足場が高い釣り場では使いにくい

足場の高い釣り場では、遠投した先では綺麗にアクションしてくれるものの、手前まで巻ききった途端に水を噛まなくなり、動きが破綻してしまうことがあります。

極端な頭下がりチューンを試したり、あれこれ工夫してみたものの、こればかりはなかなか難しかった……。

足元までしっかり引けないせいで、ルアーを見切ってしまうスズキも少なくありません。

GUPPY

そのため筆者は、足場の高いポイントでは無理をせず、別のルアーを選ぶようにしています。

筆者オススメの使い所

いくら“神ルアー”と言っても、どんなルアーにも得意なシチュエーションと、そうでない場面があります。要は“適材適所”。

ここでは、筆者なりに感じたビッグバンディットのオススメの使いどころをご紹介します。

1.スローなアクションのルアーに出きらない時

筆者はビッグベイトでシーバスを狙う時、まずはメガドッグなどのビッグペンシルで表層から攻めることが多いです。

「ドフッ!」と水面を割る派手なバイトが楽しくて、本音を言えばこれ一本で通したいくらい。

ただ、チェイスはあるのにバイトまでは至らない──そんなもどかしい場面もしばしばあります。そこで投入するのが、ビッグバンディット。

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一枚下のレンジをスイーッと通してやると、さっきまで見てるだけだった魚が途端にスイッチを入れたように口を使ってくることがあります。

2.ランガンしまくりたい時

ビッグバンディットは、テンポを少し速めても破綻せずにしっかりアクションしてくれるのが魅力。

そのため、キャストからピックアップまでの一連のテンポを、他のビッグベイトより短く回せます。

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オープンエリアでテンポ良くランガンしながら魚の反応を探る──そんな効率重視の展開でとくに出番が多いルアーです。

3.大型ベイトと小型ベイトが混在している時

ビッグベイトは一般的に、コノシロなどの大型ベイトが絡むエリアで使われることが多いですが、小型のイワシやサッパが混じるような状況でも強いのが、このビッグバンディット。

コノシロ着きのシーバスはもちろん、イワシをメインに追っている魚にも、その“速いテンポと程良い水押し”が効くのか、しっかり反応してきます。

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「どっち食ってるのかわかんねーな…」という時にこそ投入したい、頼れる一本です。

筆者のオススメのチューン

ビッグバンディットには、77gと88gの2モデルがあります。

後者はウェイトを盛るとすぐに沈んでしまうため、筆者としては前者の77gが扱いやすい印象です。

ここからは、より快適に使いこなすための──筆者流チューニング方法を紹介していきましょう。

1.シングルフック化

フックをトレブルからシングルに替えると、水キレが良くなり、ダートがより軽快になります。

針先の数が減るぶん、乗らないバイトも出てきますが──その分、動きのキレが増してバイト自体も多くなる。

結果的には、より多くの魚に触れるチャンスが増えるように思います。

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一長一短なチューンだけど、魚からの反応が多い方が筆者的には楽しくて好き。

それに、一度フッキングしてしまえば、シングルの方が圧倒的にバレにくいというメリットもあります。

2.ダブルリング化

ビッグベイトはルアー自体に重量があるため、エラ洗いの遠心力が強く働きやすく、どうしてもバレやすい傾向があります。

このビッグバンディットも例外ではなく、フッキング後のバラシが多いルアーです。

そこで筆者は、フックの可動域をできるだけ広げて、シーバスのエラ洗いに追従させるようにしています。

具体的には、スプリットリングをダブルにするチューン。これが意外と効く。

個人的にはかなりバレにくく、お気に入りのセッティングです。

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ウェイト調整時にはこのリング分も加算してチューンしよう!

3.ヘッドショット化

ビッグベイトのフック構成として、いまや定番となった“ヘッドショット”システム。

「シーバスは大きなベイトほど頭から襲う」という捕食習性に着目し、その頭側のバイトを確実に掛けるために考案されたものです。

筆者もこのシステムを搭載したビッグバンディットで何本かのシーバスをキャッチしていますが、バイト数に対するフッキング率が明らかに上がったと感じています。

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実際、ビッグベイト全般にいえることですが、バイトシーンを観察しているとシーバスが頭側に回り込んで食いつくパターンが圧倒的に多い。

まさに理にかなったフックシステムだと思います。

あなたのビッグベイトゲームに、ぜひ新たな一手を

この記事が配信される頃には、おそらく秋のビッグベイトシーズン真っ只中でしょう。

あなたのビッグベイトゲームに、ぜひ新たな一手としてビッグバンディットを加えてみてはいかがでしょうか?

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クセはあるけど、まじでオススメのルアーです。

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